理想的なクッションとは?反発力あるか?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
前回、ボトミングアウト(底付き)の少ない厚みのあるクッションを選ぼう!とお話しました。
今日は、理想的なクッションの反発力について話したいと思います。
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理想的なクッションの反発力とは?
まず、次の画像を御覧ください。
タイプの異なるクッションに23kgの重りを乗せてあります。ボトミングアウトが生じない右側の方がベストですよね?
ボトミングアウトはOK!
で、次は反発力はどうか?
左の方は右に比べ、明らかにクッションの縁が張っていることが確認できることと思います。
左側のクッションは重りがかかって、反発力が生じ、この反発力が接触面積を減らしてしまいます。
一方、右側のクッションは重りがかかっても反発力は抑えられ、接触面積が広いです。突起物を柔らかく包み込んで圧を均等にかけています。
広い接触面積のほうが骨盤が安定するだけでなく、臀部にかかる圧力を減らしてくれます。
次の写真を御覧ください。
クッションの縁が張っており、明らかに反発力が生じていることが確認できます。
股関節・膝のROM制限はなく、筋緊張は正常。
にもかかわらず、座面シートの中央に下肢が寄っています。
股関節の内転拘縮や臀部への圧力が集中し褥瘡リスクの可能性が出てきます。
指標となる座位姿勢の股関節は、屈曲90°、僅かな外転・外旋が望ましいとされています。
※理想的な座位姿勢90°ルール↓
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したがって、対応としては、
・ボトミングアウトせず反発力のないクッションを用いるか
・両大腿部の間に何かのモノを入れ、股関節外転・外旋になるように調整していく
といった対応を取ることが重要になってきます。
※↓参考文献↓※
初版を持ってるけど、第二版も気になる^^;とても参考になりますので、シーティング初心者にはオススメできる本です。
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