
治せる認知症か?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
認知症といえば、6割を占めるアルツハイマー型認知症。
他に脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の4種類があります。
それだけなく、「治せる認知症」と呼ばれるタイプもあります。
原因を除くことで、完治や回復が見込める認知症のことですが、10人に1人が治せる認知症だと言われています。

ここでは、治せる認知症というのは、どんな病気なのか?についてお伝えします。
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治せる認知症とは、どんな病気か?
日本認知症予防学会理事長である浦上先生の話によれば、治せる認知症というのは次の病気を挙げています。
※浦上克哉先生「MCIのうちに見つければ、認知症は予防できるvol.13」より参照。
・慢性硬膜下血腫
頭部の打撲により、血腫が溜まって脳を圧迫するために記憶障害起こる。
→血腫を取り除くことで改善が見込める!
・甲状腺機能低下症
治せる認知症の中でも最も多い病気。
甲状腺とは喉の下にある臓器で、全身の細胞の代謝を促進する甲状腺ホルモンを分泌する。
若い頃に甲状腺の一部を摘出などの治療をしていると、高齢になってから甲状腺ホルモンの分泌が不足し、物忘れや意欲低下などが起こる。
→甲状腺ホルモンを補充する治療で改善が見込める!
・良性の脳腫瘍
良性腫瘍でも頭痛や吐き気などのほか、物忘れが現れることもある。
悪性腫瘍は激しい頭痛や痙攣を伴い、命に関わる。
→早期治療により腫瘍を取り除けば、改善が見込める!
・正常圧水頭症
脳内に脳脊髄液がたまる病気で、物忘れや尿失禁、歩行障害が3大特徴と言われる。
ただし歩行障害はレビー小体型認知症でも見られるため判別には注意が必要。
→たまっている脳脊髄液を手術で排出することで、症状の改善が見込める!
治せる認知症か?チェックしよう!
こんなことに思い当たれば、「治せる認知症」かもしれません。
- 数日~数カ月前に頭を打ったことがある。→慢性硬膜下血腫かも?
- 甲状腺の病気の治療をしたことがある。→甲状腺機能低下症かも?
- 頭痛や吐き気、軽い麻痺なども起こる。→良性脳腫瘍かも?
- 歩行が小刻みになり、転びやすくなった。→正常圧水頭症かも?
完治できる病気とはいえ、早期の発見と治療が大切です。
少しでも気になったら早めの受診を…!
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最後までお読み下さりありがとうございました。
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