介護予防運動指導員の試験対策 行動科学特論

介護予防運動指導員の試験対策 行動科学特論

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

4日間の講座を終え、いよいよ最終日を迎えることになりますが、その日は介護予防運動指導員の筆記試験があります。
それに備え、管理人は講師が「ここは大切!」と指摘された点だけ、ここに紹介していこうと思います。

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ちなみに管理人が受講したのは、セントラルスポーツさんです。
※介護予防運動指導員の講座を受けるなら、どこがオススメ?↓


資料を取り寄せて比較検討した結果、セントラルスポーツさんが一番受講料が安かったので、オススメです。
しかも介護予防運動指導員として活躍したいのであれば、セントラルスポーツさんから仕事を紹介してくれますよ。

シャキ!

ここでは、筆記試験に出題しそうな行動科学特論についてお伝えします。

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行動科学特論

ここでは、講師が「ここは大切!」と指摘された点だけ、ここに紹介します。

健康行動が定着しないのは?

運動しない、運動を続けられない理由は…、

特に最も頻繁に報告されているのは、以下の理由である。

運動する時間がない
どのくらい運動したらよいか分からない

また、「運動が嫌い」という心理的要因、「一緒にやる友人がいない」、「運動する場所がない」などの社会的・環境的要因もある。

プログラム実施上の問題点

以下のように、健康行動を起こさない原因がある。

①プログラムへの誘い方の計画・検討が不十分
②プログラムに参加する前の健康行動に対する準備性への配慮が不十分
③プログラム実施日以外の日常生活に対する視点が不十分
④正しいやり方や知識を教えることを重視しすぎている
⑤行動変容、行動定着に影響を及ぼす要因への配慮が不十分

これらの問題点を解決するにために「行動科学」の考え方を応用することが有効である。

②プログラムに参加する前の健康行動に対する準備性への配慮が不十分。

この準備性への配慮はどうすればいいのか?

準備性に配慮する:行動変容のステージ
人が行動を変容し、維持していく過程を5つのステージに分類している。

<1ステージ>
無関心期:近い将来(6ヵ月間)には運動する意図がない段階)
→適切な身体活動量や運動習慣の必要性を実感させ、まず身体を動かすことへの関心を高めることを目標。

<2ステージ>
関心期:近い将来(6ヵ月間)には運動する意図はあるが、実際に現在は運動をしていない段階
→このステージの人は、行動変容することにためらいがあったり、元の行動へこだわっているといった特徴が見られる。
運動を始めることに関して何が障害になっているのかについて話しあったり、具体的な運動の種目を提示して実行できそうな種目を選択させ、まずは行動を起こさせるようにすることが重要。

<3ステージ>
維持期:望ましい水準ではないが、自分なり(不定期)に運動している段階
→望ましい水準での運動を遂行するためのセルフ・エフィカシーが高まるように具体的で達成可能な行動目標を設定させ、実行させることが有効である。

<4ステージ>
実行期:健康への恩恵を得る望ましい水準で運動しているが、始めてからまだ間もない(6ヵ月以内の)段階
→望ましい水準の行動を獲得したからといって安心せず、その行動をできるだけ安定させるための働きかけが有効である。
運動習慣が中断しやすい状況(たとえば忙しくて時間がない、天気が悪い日が続いたなど)をあらかじめ想定させ、その対処法について準備させておくことが効果的である。

<5ステージ>
維持期:望ましい水準での運動を、長期(6ヵ月)にわたって継続している段階
→このステージの人は、運動すること自体に楽しみや充実感を感じ、ある程度望ましい水準での運動が習慣化されている。
運動技術に関してより高い目標を立て、それを実行することによって達成感や楽しみを感じられ、それらがより運動継続の意欲を強めることにつながる。

無関心期と関心期の人に対しては、「認知(考え)への働きかけ」、準備期と実行期と維持期の人に対しては、「行動への働きかけ」が有効である。

自信を高める:セルフ・エフィカシー

セルフ・エフィカシーは健康行動と深い関係にある。
セルフ・エフィカシーをいかに高めることがポイント。

セルフ・エフィカシーを自身が以下の情報源を通じて、作り出していく。

①成功体験を持つこと(遂行行動の達成)
②他人の行動を観察すること(代理的経験)
③言葉によって説得すること(言語的説得)
④身体や心の反応に気付くこと(生理的・情動的状態)
トレーニング期間を細分化し、それぞれの目標を明確にする必要がある。

※セルフ・エフィカシーについて↓

さいごに

介護予防運動指導員の養成講座に関する記事投稿は今回で終了します。

最終日の筆記試験はマークシート方式で45問、制限時間は60分間。
出題範囲は基本的に講座の受講内容から出題されるので、しっかりと講師の話を聞けば大丈夫かなと思います。

これから介護予防運動指導員の養成講座を受講する予定の方がいましたら、少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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