ニードを満たすには必要な情報を聞き尽くすことがカギ!
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
利用者の欲求や悩みを解決するには、質問力を高めることが大切だと思います。
濱田昇著「質問力で稼げ!」からヒントを得たのが、質問プロセスの5つのステップ。
質問全体のプロセスは、次ののように5つのステップによって構成されています。
ステップ2 手に入れたい結果を確認する。
ステップ3 解決に必要な情報を聞き尽くす。
ステップ4 実行可能な解決策を提示する。
ステップ5 最適解かどうか確認する。
ここでは、「ステップ3の解決に必要な情報を聞き尽くす」についてお話ししたいと思います。
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解決に必要な情報を聞き尽くすには?
濱田昇著「「質問力」で稼げ!」という書籍を読み、利用者の潜在的ニードを解決する上では本当に参考になりました。
漫然と質問するのではなく、利用者の知識やスキル、強みや制約条件など問題解決の手掛かりとなる情報を可能な限り集めることが大切です。
とにかく、すべてを聞き切るということですね。
セラピストは利用者が問題を抱える現状と問題を解決した後の未来との間にあるギャップを埋めなければいけません。
どんなことを聞き出せばいいのでしょうか?
濱田昇筆者によれば、次の項目があります。
・投入できる時間や予算
・人的資源
・知識やスキル、過去の成功・失敗の経験
・納期・期限
・解決の援助を提供してくれる人脈
・得意分野・苦手分野
これらの項目は、ビジネスでの問題解決に役立つ資源という意味で「リソース」と呼ばれていますが、リハビリでも当てはまると思います。
つまり…、
投入できる時間や予算→リハビリの時間、予算は福祉用具や自助具を作るのに必要な予算など。
人的資源→他のリハビリスタッフや介護スタッフなど
知識やスキル、過去の成功・失敗の経験→セラピスト側の知識やスキル、利用者側の知識やスキルなど
納期・期限→長期目標・短期目標など
解決の援助を提供してくれる人脈→利用者のキーパーソンやケアマネジャーなど
得意分野・苦手分野→セラピストと利用者の得意・苦手分野を知る。
…と置き換えることができると思います。
質問の相手は、自分のリソースをどの程度まで投入することができるのか?
相手のリソースだけでは解決できない場合、どうやって補えばいいのか?
こうした情報をできる限り明確なモノにするために、自分だけでなく相手のリソースや制約条件を把握することが大切なわけですね。
徹底的に聞き尽くした利用者のリソースと、リハビリとしてのセラピスト自身が提供できるリソースとを組み合わせて、利用者の潜在的ニードを解決するためのプランが出来あがってくるだろうと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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