作業療法士なら必見!アクティビティについて。
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
本日、勉強するテーマは作業療法士の特権ともいえるアクティビティです。
一度は机上で学んだ理論ですが、改めて確認すると大変勉強になりました。
※認知症ライフパートナーのテキストを参照にしています。
ここでは、認知症ケアにおけるアクティビティについてお伝えします。
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認知症症の人のケアにおいてアクティビティ
認知症ライフパートナーの公式であるテキストから重要ともいえる点を箇条書きにまとめてみました。
・認知症の人のケアにおいてアクティビティは、作業療法の「作業・作業活動の分類」からすれば、「仕事・役割に関連する活動」「遊び・余暇に関連する活動」を指して用いられている。
・限定的分析とは、その対象やケアの目的などに応じて、項目を限定することで詳細に分析する。あるアクティビティに、対象となる障害や機能に対して必要な要素がどの程度含まれているか、どのように工夫すればよいかといった視点でアクティビティの特性を分析する。
→特定障害や機能の回復・改善を目的とする。
・一般的分析(全般的な把握)は、対象者や何を目的にアクティビティを行うのかが限定されない状態においては、アクティビティそのもの特性や人とアクティビティの一般的な関係、アクティビティの工程、アクティビティが行われる環境などを分析する。
・活動分析には2つの目的がある。
①アクティビティ固有の特性や人とアクティビティの基本的な関連を包括的に捉えること。
②アクティビティをケアの手段として選択したり、用いる場合の感性を養うこと。
・活動分析の主な項目は、
>アクティビティの種類や適用対象などの基礎項目
>身体運動や必要な感覚・知覚・認知機能
>他者との交流やコミュニケーションの特性
>身体的側面・精神的側面の特性
>必要な道具や材料の特性
>実施上想定されるリスク
>社会的・文化的意味合いや位置付け
・アクティビティの種類には、
①日常生活活動に関するもの
②家事や仕事に類するもの
③レクリエーションに類するもの
・アクティビティの所要時間や作業回数は段階づけが可能かどうか示す。
・準備するものと費用はアクティビティに最低限必要な道具や材料の費用を示す。道具や用具など対象者と適応しないことがあるが、ほかに代用できるものや同じ機能をもつ周辺のものも把握しておく。←費用に制限をつける必要があるってことですね。
・身体運動の部位はアクティビティに伴う身体の動きが局所的か、全身的か、またアクティビティを行うときの通常の肢位(座位・立位など)とその変化や変化の大きさを示す。
・アクティビティに伴う感覚は、
①基本的な感覚機能の維持・改善
②共有体験に伴う五感(目、耳、鼻、舌、皮膚の五感で感じる感覚)の生理的な共通性を用いたコミュニケーション
③現実感の回復
→心身両面の機能の維持・回復やケアにおける関係性の確立に重要!
・身体運動の粗大さ→身体運動範囲の大きさではない!動きが大まかか細やかかを示す。注意・集中力をあまり必要としない粗大なものほど発散効果が大きい。
・身体運度の速度→精神的には速く大きく粗大な運動ほど発散効果が大きくなる。身体機能の改善において、動かす部位をどこにするかではなく速度を速くしたり遅くしたりといった段階づけがどの程度可能か?
・リズムと繰り返し→身体的には訓練効果に影響する要素である。強弱や速さは心身両面に対して沈静や賦活の作用がある。
→そういやノコギリでリズムよく繰り返して行うと、筋緊張を落としやすくなる、という文献を読んだことがありましたね。それにセロトニンの活性化にもつながるので意識したい項目かなと思います。
以上、作業療法士なら知っておくべしアクティビティの分析内容でしたが、今は完全に忘れてしまってますね。
割り箸モザイクや籐細工、タイルモザイク、折り紙などアクティビティを今でも行っているので、ちょい分析をしてみようかなと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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