てんかん患者の事例問題 国試に挑戦!

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

さて、今日はてんかん患者に関する国試にチャレンジしてみました。

事例:30歳のてんかん患者。陶芸作業中、突然動作が止まりぼんやりして口をもぐもぐさせていた。
しばらくして、再度陶芸作業を始めた。作業療法士が尋ねると「昔見た光景がありありと目に浮かんできた」と答えた。

問題1:考えられる発作はどれか?
1.強直間代発作
2.複雑部分発作
3.欠神発作
4.ジャクソン発作
5.ミオクロニー発作

問題2:作業療法士の対応で適切なのはどれ?
1.様子を注意深く観察する。
2.緊急に主治医に連絡する。
3.光景の内容を詳しく聞く。
4.作業種目を変更する。
5.その日の作業を中止する。

正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:
強直間代発作…意識消失、転倒とともに全身筋肉の強直性痙攣がおこり、続いて間代痙攣がおこる。
欠神発作…短時間の意識消失のみの発作。
ジャクソン発作…異常波が大脳皮質野を伝播し、順に他の部分に波及するので筋肉の痙攣も順に広がり、全身に及ぶ。
ミオクロニー発作…全身性電撃性収縮よりなる発作で、四肢、手足の一部もしくは全部の筋群の間代痙攣が起こる。

問題2の正解:
しばらくして再度作業に入ったので、様子を観察する。
終了後に担当医や病棟に報告し、その後の作業種目や作業環境の変更を検討する。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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