パーキンソン病へのリハビリはWC,WM,WM+Cで改善!

パーキンソン病へのリハビリはWC,WM,WM+Cで改善!

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

パーキンソン病は大脳基底核内の黒質においてドーパミンの生成・分泌が原因不明に低下し、脳神経学的な症候を呈する難病です。

手指振戦や姿勢反射障害、筋固縮、寡動、物忘れや注意が散慢になる、幻視・妄想状態といった症状があります。

月刊デイVol.125「パーキンソン病のリハビリテーション 文献からみる新しい流れとその留意点 (リハ専門医川本定紀先生)」を読みました。

シャキ!

ここでは、月刊デイから簡潔にパーキンソン病へのリハビリについてまとめてみました。

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実施する課題により機能的予後が左右される

英国Northumbria大学では、実施するタスク(課題)により機能的予後がされることに関し述べている。

20例のパーキンソン病患者と同年齢の健常成人に対し、

・W(ただ歩くのみ)
・W C(会話しながら歩く)
・W M(お盆を持って物を運びながら運ぶ)
・W M+C(会話をし、かつ、お盆で物を運びながら歩く)

・・・と異なる治療アプローチを実施、これらの効果の違いを検証

結果は?

Wに比べ、W C、W M、W M+Cでは有意に歩行速度が、ステップ長が、歩行頻度が

つまり、「すくみ足・小刻み歩行が改善し、速く歩けるようになった」ということです。

W M<W C<W M+Cという具合に課題を変えることにより、さらに改善度が高くなる。

パーキンソン病は運動機能障害だけではありません。
高次脳機能障害や精神心理学的障害を早期より合併することが知られています。

したがって薬物療法の併用、そして総合的なリハの介入が必要。
タスク(課題)を与え続けることがパーキンソン病へのリハビリとなるようです。

参考文献:月刊デイVol.125「パーキンソン(以下PD)病のリハビリテーション 文献からみる新しい流れとその留意点 (リハ専門医川本定紀先生)」


最後までお読み下さりありがとうございました。
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