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1つの器からのみ食べ続ける!用意された食事を認知できない!

食器とスプーン

1つの器からのみ食べ続ける!用意された食事を認知できない!

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
前回の記事「手を使って食べる!」を紹介しました。
いよいよ今回が食事介助の場面で見られる15個目の場面への食事環境作りが最後となりました!
※STから頂いた資料を参照。大変勉強になる資料内容なので、ここに紹介します。ぜひ現場で介助法をトライしてみてください。

 

食事介助の場面でこんな時、どうしてる?

食事介助の時に、以下のようなケースを見たことありませんか?

※各記事をクリックすると、該当ページに飛びます。
今回は、「⑮1つの器からのみ食べ続ける!」に対しての食事環境づくりをお伝えします。
 

なぜ1つの器ばかり?また用意された食事を認知できない?

確かに、1つの器ばかりにスプーンですくって食べる認知症の人っていますよね?

・1つの器からのみ食べ続ける!というケースに対し、考えられることは何か?

・空間認知の障害や情報処理能力の低下によるかも?
・前頭側頭型認知症の特徴かも?(常同行動)
 
もう一つ、・用意された食事を認知できないというケースに対し、考えられることは何か?

・空間認知の障害や情報処理能力の低下によるかも?
・姿勢の崩れや食卓の高さの不適切さにより食器の中の食物が見えず、認知できていないかも?
・視覚機能の低下で見えにくいかも?
 

1つの器のみ食べる人、用意された食事を認知できない人への食事環境づくりは?

では、1つの器のみ食べ続ける人への食事環境づくりをどのようにしたらいいと思いますか?
資料(引用元不明)によれば、次のようになります。

・丼物などワンプレート方式やコース料理方式といった配食方法を工夫する。
・類似の違う食品を用意する。

そして、用意された食事全てを認知できない人への食事環境づくりはどうでしょうか?
それが次のようになります。

・認知症の人が認知できる場所に食物を配置する。
・認知症の人の目線で食卓を見て、見えにくい状況があれば環境を改善する。
・食器と食物とのコントラスの工夫、白内障の治療

以上で、15個の食事場面に見られるケースをお伝えしました。
ケースに近い、または該当する人がいましたら、食事環境づくりをぜひトライしてみてくださいね。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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