認知症の食事介助時の食器
みなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴のOT林です。

前回の記事「食器やスプーンに触れるけど、摂食動作までには至っていない!」を紹介しました。
今回も細かな場面においての摂食困難に対する食事環境作りをいくつかお伝えします。
※STから頂いた資料を参照。大変勉強になる資料内容なので、ここに紹介します。ぜひ現場で介助法をトライしてみてください。

 

食事介助の場面でこんな時、どうしてる?

食事介助の時に、以下のようなケースを見たことありませんか?

①椅子にじっと座ったまま、食べ物に一切手を伸ばすなど摂食動作が全く見られない!
②食器やスプーンに触れるけど、摂食動作までには至っていない!
③食器を並び替えたりして、摂食動作までには至っていない!
④食介時、「口を開けて!」「あーん、して!」と声かけても口を開けてくれない!
⑤口に食物を溜め込んで飲み込まない!
⑥食事以外の刺激に注意が向いて摂食中断が多い!!

 

今回は、「③食器を並び替えたりして、摂食動作までには至っていない!」に対しての食事環境づくりをお伝えします。

食器を並び替えたりして食べようとしないのは?

次の2つのケースを見かけたことありませんか?
ケース① 食器を並び替えたりして、なかなか食べようとしない。

ケース② テーブルに置かれた食事以外の物品に手を触れ、食べようとしない。

このようなケースに対し考えられることは何か?
ケース①の場合、
食器の数が多い、もしくはカラフルばかりの食器だと余計に混乱ているのでは?

ケース②の場合、
テーブル上に不要な物、例えばチラシで作ったミニごみ箱、花瓶、ティッシュなどが置かれると混乱しているのでは?

どちらも情報処理能力の低下でこのような混乱を招いたのかもしれません。

 

食器を並び替えたりして食べてくれない時の食事環境づくりは?

では、食事環境づくりをするのはどうすれば?
資料(引用元不明)によれば、次のようになります。

ケース①の場合、ワンプレート方式にするか、もしくは、コース料理のように一品ずつ配膳する。
ケース②の場合、テーブル上のモノを一度整理する、もしくはテーブルの端に寄せるなど、とにかく食物以外のモノを置かない。

 
なるほど、とにかくテーブル上に余計なモノを置かず、目に入ってくる情報量を最小限に留めるということですな。

 

参考になった対応法

ちょっと余談ですが、参考になった話があります。
病院で看護助手として勤めていた時のことです。
認知症の人に食事介助をしたのですが、テーブル上に置かれてある花瓶やティッシュ箱が気になって食べようとしてくれません。
そこで、私の尊敬する看護師が「〇〇さん、しっかりご飯を食べないと退院できませんよ~。」と優しく声掛けながら、花瓶やティッシュ箱を取り下げました。
その代わり、大きな置き時計を置いたのです!

そして看護師が時計に指差し、「今の時間は12時5分です。休憩時間は30分までですので、それまでにご飯を済ませてください!」とやや厳しい口調で言いました。

すると、なんと!
自ら食べ始めてくれたのではないのですか!?

あとで看護師に聞いたら、「昔は仕事熱心な方で時間に厳しい方だったみたい。だから試しに時計を目の前に置いたら、時間内に食べてくれるかなと思って…」とのこと。
いやあ、あんな思いつきをするような看護師って、いないでしょう?もの凄く感動したのを覚えています!

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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