口腔ケアの基礎知識を最低限知ろう!
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
ミカンを毎日食べていましたか?
管理人は昨年の12月の頭から3月中旬までほぼ毎日みかんを食べました。
そのおかげか分かりませんが、おかげさまで風邪を引かずに寒い季節を乗り越えることができました。
以前、医療関連の雑誌で知ったのですが、ミカンをよく食べることで骨粗鬆症を予防できるようですよ。
またミカンは肺がんに罹るリスクが低いとのことで、肺がんの予防効果があると分かってきました。
ミカンは世界を救う果物ですね
ちなみに毎日3~5個のミカンを食べるといいそうです。
さて、本題に入ります。
先日、職場で歯科衛生士による「口腔ケアについて」をテーマに勉強会が開催れました。
資料を頂戴し、復習ました。みなさんにシェアしますのでご参考になれば幸いです。
ここでは、口腔ケアに関する基礎知識をお伝えします。
なぜ口腔ケアが必要?基礎知識を確認しよう
・口腔内には500種類の細菌が存在し、歯垢(プラーク)1cc内(耳掻き約1杯分)に数百億~数千億以上いると言われている。
→肛門周囲より細菌の数が多い!
・口腔は発音、呼吸、摂食の働きをするため、顕性、不顕性の誤嚥を繰り返すことにより肺や気管(気道)に細菌が侵入し、気道感染症を引き起こす。
肺炎を予防するためには?
肺炎を予防するためのポイントは次の3点。
①口腔内の歯垢除去を徹底的に行い、口腔内の細菌を減少させる。
②加齢による口腔乾燥を改善、予防して唾液による自浄作用の機能を向上させる。
③残存歯、義歯など咀嚼の低下がないよう異常を早急に見つけ対応できる知識、目を持つ。
④口腔機能を向上させる。
口腔ケアの基礎知識①
①口腔ケアの回数:1日3回毎食後、ただし、食事直後の口腔ケアは歯面が酸などで弱っているので、5~10分後に行う。
「たけしの家庭の医学」という健康番組を見たのですが、知覚過敏になるのは歯面に無数の穴が空いているためなんだそうです。
出典:https://www.asahi.co.jp/hospital/archive/broadcast/2012_1211.html
無数の穴があいているから、冷たい水などの刺激に歯の神経が過剰に反応するということです。
原因は、食事に含まれる酸です。
食後にすぐの歯磨きをした方がいいのは間違いのようです。というのは、食事後は酸によって歯のエナメル質が最も脆くなっているからです。
この時にゴシゴシと強く歯磨きしたら、象牙質が露出し穴だらけになってしまうんですね。
ネットで調べてみると、歯科医師の間でも、食後すぐに歯磨きすべき!とか、少し時間をおいてから磨くべし!と見解が分かれているようです。
歯を磨くタイミングのことを気にするよりも、「磨き方」を正しく行えているかが大切かなと思いますが…。
口腔ケアの基礎知識②
歯磨剤はつけるべきか?
残存歯があれば付けて行う。量は歯ブラシの3分の1。
②歯ブラシの毛はナイロン製なので相乗効果で擦れる恐れがある。
③歯磨剤には殺菌剤や香料が含まれているため、殺菌効果や爽快感、口臭の予防もある。
④付け過ぎは口腔内が泡沫状になり、磨き残しが見えない、ミントで爽快感が強く、磨き終わらないうちに磨き終わった錯覚を起こす。
口腔ケアの基礎知識③
うがいのできない人の洗浄はどのように?
ブラッシングで遊離した食残や歯垢、細菌を除去するためには洗浄が効果的であるが、水を誤嚥してしまうリスクがあることから利用者の口腔機能や嚥下機能の状態を十分に把握して行う。
①困難場合は濡らしたソフトガーゼで清拭。
②洗浄する際、座位保持で頭部を軽度前屈させる。
③片麻痺患者の場合は健側を下側にして行う。