男性でも肝斑になる?
肝斑という言葉を聞いたことがありませんか?
友人に「カンパンって知ってる?」と聞かれ、「カンパン(乾パン)って保存食のことでしょ?」と答えると大笑いされました。肝斑は主に30歳以降の女性にできるシミのことです。左右対称にできるのが肝斑の特徴のようです!肝斑はメラミンの増加により、褐色班ができるとされ、特に月経時や妊娠時にできやすいようです。いわゆる老化現象とは違うのでしょうか?
アジアの女性に多く見られる薄褐色のシミで、シミとシミの境目がはっきりしています。地図のように広がっているので、普通のシミとは異なる肝斑。シミでお悩みの女性の約40%が肝斑だとか!
シミは女性に多いと思われがちだけど、男性でも見られるケースがあるようです。まあオッサンだから仕方がありません。
ここでは、男性に見られる肝斑と原因についてお伝えします。
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肝斑って?
肝斑の由来は読んで字のごとく、形が肝臓に似ているところから名前が付けられたそうです。肝斑の原因は、シミの原因と同じく紫外線によるダメージと思い浮かべますが、それだけではありません。もっとも大きく関係しているのは、女性ホルモンです。
肝斑の特徴は顔の両側に左右対称に現れることです。そこが一般的なシミとはどう違うのでしょうか?鏡を見て、シミが左右対称に現れていませんか?
以下のようなチェック項目は肝斑の可能性が高いと言われています。
- 30~40代の女性
- 左右対称にシミがある。
- 妊娠の経験がある。
- 経口避妊薬を服用している。
- 強いストレスを感じている。
- 顔を触る癖や擦ってしまう癖がある。
肝斑が出来る原因は複雑な要素が絡み合っているため、現在ではまだ明らかになっていないそうです。肝斑の予防対策を行う場合は、一人ひとりに合った方法を行うことが大切だと言われています。
男性の肝斑は女性ホルモンが原因?
肝斑の原因は妊娠などによる体調の変化やピルの服用によって引き起こされる場合が多く、女性ホルモン(特に卵胞ホルモンと黄体ホルモン)のバランスが影響しているようです。
肝斑は女性特有のシミだと思いがちですが、男性でも肝斑ができる可能性があります。男性でも男性ホルモンだけでなく女性ホルモンもあります。もし男性が何らかの形で女性ホルモンの作用が強くなると肝斑ができると考えられるのです。もちろん男性の発生率は女性に比べると低いですが、老化によるシミの方が多いため肝斑自体に気付かないケースもあるようです。
男性諸君も肝斑を見逃さないように気を付けた方がいいかもしれませんな!(まあ大抵はシミなんて気にしない男性が多いと思いますが…)
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肝斑とシミの違いは?
肝斑とシミの違いは何でしょうか?
肝斑はシミの一種ですが、シミとは違うもののようです。しかも肝斑とシミが出来るメカニズムは、微妙に違います。シミは加齢とともにできやすくなりますが、肝斑はホルモンのバランスによるものです。
シミのこと
シミはメラニン色素が皮膚に沈着することで起きます。つまり紫外線や皮膚への刺激によって、メラミン色素の影響により、肌が黒ずんでしまいます。紫外線を浴びると、肌に大量の活性酸素は発生し体内の細胞がサビついていきます。
私たちの体には、免疫力の維持という意味で活性酸素はある程度までは必要ですが、増えすぎると健康な細胞まで老化してしまいます。皮膚の表面にシミができているのは、活性酸素によって細胞が破壊されるのを防ぐためにメラニン色素が固まった結果です。つまり、シミは活性酸素によりメラニン色素が固まり皮膚が黒くなって、肌の奥にダメージが届かないようにしている結果なのです!
シミとの違いは?
肝斑とシミの違いは、形状です。シミは茶褐色のものが不規則に顔や体に現れます。肝斑は、頬や頬骨に沿ってやや広範囲に広がるもので、こめかみやおでこにかけてや、口の周りや鼻の下に出る場合もあります。
肝斑とシミの違いは他にもあります。シミはレーザー治療で消せるけど肝斑では困難とされています。治療法の違いも肝斑とシミの大きな違いでしょう。肝斑がホルモンのパランスによるもので、シミは紫外線によるものですからね。
さいごに
肝斑の見分け方としては、薄褐色のシミが目の周りや頬に左右対象にできるのが大きな特徴です。シミだと思ったら、肝斑だった!なんて人も出てくるかもしれません。たとえ肝斑があったとしても正しい治療を受ければ、目立たなくすることは可能のようですよ。シミか肝斑なのか区別しづらいのなら、皮膚科の医師に診断してもらったほうが確実です。
自分はどちらかなのか見極めないと、間違った治療で悪化しかねません。これ以上、ひどくしないためにも、きちんとした判断を下したほうが良さそうですね。