みなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴のOT林です。
最近、パッとしない天気が続きますが、お変わりありませんか?
風邪症状を訴える利用者やスタッフが増えてきました。いわゆる夏風邪が流行っているようです。
まあ、気温の変動差が激しいから、体調コントロールがうまくいかないですよね?
さて、今日は「日本作業療法士協会誌No.63 2017年5月」に掲載されていた、第52回作業療法士国家試験の不適切であった問題を紹介します。
どこらへんが不適切だったのでしょう?
ぜひ挑戦してみてください!
問題1:32歳の女性。統合失調症。デイケアに通所しているが、いつも人を避けるように過ごしていることが多い。スタッフが面談の中でその理由を尋ねると「会話をしていると、途中から何を話しているのかわからなくなります。それが怖くて人と話をする自信がないです」と訴えた。この患者の症状の評価で最も適切なはどれか。
1.GAF
2.BADS
3.WCST
4.Rehab
5.BACS-J
問題2:脛骨と腓骨の両方に付着する筋はどれか。
1.大腿二頭筋
2.半腱様筋
3.前脛骨筋
4.後脛骨筋
5.短腓骨筋
正解は↓のほうへ。
問題1の正解:1と5(複数の解が選択できる)
※なんじゃ、この問題は!?メッチャムズいやん?というか、ウチラの時の学校では、そんなのを学んだ記憶ないぞ!(いや、勉強不足なだけかもしれんが…)
本症例、思考障害により、対人関係に制限が生じていると考えられる。症状の評価としては、BPRS等の症状評価尺度を使用する方が望ましいが、選択肢にはない。
症状と社会的生活機能の全体的評価をするという意味では、1のGAFが選択できる。また、この訴えの背景に認知機能の障害がないかを確認するために、5のBACS-Jを使用することも誤りとは言い切れない。
したがって、複数の回答が選択できる。
問題2の正解:1と4(複数の解が選択できる)
選択肢2,3,5は誤っている。養成教育で広く利用されている文献によれば、選択肢1と4は脛骨と腓骨の両方に付着と明記されている。
したがって、選択肢1と4の複数の解が選択できる。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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