第55回作業療法士の国家試験…不適切な問題があった?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

今年の国家試験の合格率はいくつだろう?と気になって調べてみました。

87.3%
昨年より16ポイントアップ!
※ちなみに理学療法士の合格率86.4%。言語聴覚士の合格率は65.4%。

「日本作業療法士協会誌2020年4月号」の中に、今年の国家試験問題に対し、不適切と指摘された問題がいくつかあったようです。
同試験における採点除外等の取り扱いとした問題として、理学療法士では2問、作業療法士は1問、共通問題は4問でした。

指摘された問題は、次の通りです。

問題1:メタボリックシンドロームの改善を目的とした統合失調症患者の評価で優先すべきなのはどれか?
1.睡眠状態
2.対人関係
3.入浴状況
4.認知機能
5.服薬内容

正解は↓の方へ…。
 

 

 

 

 

 
問題1の正解:4と5
複数の解が選択できるとされています。
<理由>
抗精神病薬の副作用によって、メタボリックシンドロームが高まる薬剤が存在することにより、選択肢「5」の服用内容を確認・評価する必要がある。また食生活管理や運動療法を実施するためには、認知機能の評価も必要となる。
したがって、複数の解が選択できることになります。

他にもいくつか適切でないと指摘された問題が存在します。
※後日、紹介しますね。

それにしても、どうして毎年不適切な問題が出題されるんでしょうね…。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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