【国試に挑戦!】脳梗塞の事例3問題!

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

さて、今日は脳梗塞の事例に関する国試にチャレンジしてみました。

問題:60才の男性。脳梗塞で発症後9ヶ月経過。現在、左片麻痺は軽度だが、日常生活上の介助量は多大。模写課題の結果を図に示す。

問題1:この患者の病巣部位はどれ?

問題2:この患者への対応で誤っているのはどれか?
1.物品呼称の訓練
2.左方注意の習慣化
3.構成課題の訓練
4.口頭での行為確認の習慣化
5.衣服への目的の付加

問題3:作業療法の目的で適切でないのはどれか?

正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:
問題2の正解:
問題3の正解:

問題1は、鉢の位置に対して花が全体的に右に偏っている。構成障害があると解釈できる。
左半側空間無視は一般に右大脳半球の頭頂後頭側頭葉接合部の病変で生じるとされる。

問題2では、物品呼称訓練は失語症に対して行う
左半側空間無視へのアプローチには、無視する方向へ注意喚起を行い、習慣化するまで反復する。
注意を喚起するような口頭での行為確認、物品に目印をつけるなどの残存機能による代償も重要。

問題3では、5の図は手びねりで粘土の茶碗を作っている場面であるが、この作業は手指のつまみ機能や巧緻性を改善する目的で使うことが多く、手関節の可動域改善には適切ではない。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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