高齢者の骨折患者に関する国試

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

さて、今日は高齢者の骨折患者に関する国試にチャレンジしてみました。

問題1:高齢の多発骨折患者がICUできたしやすい症状はどれか?2つ選べ。
1.ナルコレプシー
2.失見当識
3.幻覚
4.ジストニア
5.失認

 
問題2:高齢者の転倒で骨折が起こりにくい部位はどれ?
1.腰椎
2.橈骨
3.上腕骨
4.大腿骨
5.踵骨

 

正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:2と3
ICUですから、一般病棟と異なり人工呼吸器や生命維持装置、いろいろなモニター装置などに囲まれているから、ベッド上での規制を余儀なくされますよね?このような環境下にある高齢者にとっては、心身ともに苦痛を伴うことがあるでしょう…。
時間感覚の麻痺による失見当識も起こしやすいので、患者の視野の範囲内に時計やカレンダーを置くような配慮が必要とされています。

<用語>
ナルコレプシー:昼間の耐え難い眠気や笑ったり驚いたりすると全身の力が抜けてしまう情動脱力発作、寝入りばなに現れる金縛りのような症状である睡眠麻痺を主な症状とする慢性疾患。
ジストニア:脳や神経系の何らかの障害により、不随意で持続的な筋収縮や全身または一部が捻れたり硬直、けいれんといった症状が見られる。

問題2の正解:
高齢者に起きやすい骨折は、大腿骨頚部骨折、橈骨下端骨折、上腕骨上端部骨折、脊椎椎体圧迫骨折がある。踵骨骨折は、まれであり、交通事故や高所からの墜落など踵部を打撲して生じる骨折。

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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