アルツハイマー型認知症の事例問題に挑戦

OTPT国家試験のイメージみなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴のOT林です。

さて、今日はアルツハイマー型認知症の事例問題にチャレンジしてみました。

事例:74歳の女性。アルツハイマー型認知症。約6年前から朝食の内容を昼には忘れてしまう。最近、貯金通帳の置き場所を忘れ、長女夫婦が盗んだと非難することが多くなり、「他人が勝手に玄関から入ってくる」と訴え入院となった。入院後は落ち着き、作業療法を実施することになった。
 
問題1:この患者の6年前に見られた障害はどれか?
1.即時記憶障害
2.近時記憶障害
3.遠隔記憶障害
4.記憶錯誤
5.健忘失語

 
問題2:この患者に作業療法を実施する際の留意点で誤っているのはどれか?
1.身体機能の評価を行う。
2.意欲低下が見られる場合は励ます。
3.言い間違いは指摘する。
4.単純な作業から始める。
5.過去に行った作業を適用する。

 

正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:
午前中に起こった物事を午後に思い出せない場合は近時記憶障害

<補足;記憶障害>
即時記憶=短期記憶…瞬時に覚えて数十秒で忘れてしまう。
長期記憶…近時記憶と遠隔記憶と分けられ、近時記憶は数分から数時間~数日間覚えておくような記憶。遠隔記憶は、数カ月から数十年前の記憶。

問題2の正解:
言い間違いを指摘してその場では一時的には修正できても、少し時間が経てば忘れて同じ間違いを繰り返すことがあり、
心理的にストレスを与えるだけであまり効果がない。

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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