「脊髄損傷患者」に関する国試

OTPT国家試験のイメージみなさん、こんばんは。
崖っぷちの難聴のOT林です。

さて、今日は脊髄損傷に関する国試にチャレンジしてみました。

問題1:脊損患者に対する斜面台の使用目的で適切でないのはどれか?
1.尿排出の促進
2.骨粗鬆症の予防
3.沈下性肺炎の予防
4.起立性低血圧の改善
5.下肢の浮腫改善

問題2:脊髄損傷患者の異所性骨化で正しいのは?
1.関節拘縮の原因になる。
2.下肢では足関節に多い。
3.上肢では手関節に多い。
4.受傷後1ヵ月以内に発症する。
5.血清カルシウム値が上昇する。

正解は↓のほうへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題1の正解:
脊損患者は血管運動神経の調節異常により麻痺域に血液が停滞しやすい。浮腫に対しては下肢の挙上、弾性包帯などによる圧迫、他動運動などが行われる。
斜面台の使用目的は、その他に痙性の緩和、下肢屈強拘縮の予防、循環機能の改善、排便促進、立位感覚の再学習などがある。

問題2の正解:
異所性骨化麻痺域周囲の筋肉での化骨形成であり、下肢では股・膝、上肢では肩・肘などの大関節に生じやすい。
受傷後1ヵ月から1年以内に発現することが多い。血清カルシウムにはほとんど変動がないとされる。

 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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