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抑肝散が認知症の症状に有効?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
漢方薬である抑肝散のことを聞いたことがありませんか?
この漢方薬でBPSDに対し使用されることがあります。
![シャキ!](https://taa-ot.com/wp-content/uploads/2018/02/72875774fb12928249723f1596493785.jpg)
ここでは、抑肝散についてお伝えします。
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抑肝散が認知症の症状に有効?
小児のひきつけや夜泣き、歯ぎしり、夜尿症に用いられる漢方薬ですが、成人でも、怒りやすい、イライラする、不眠、手足の震え、瞼のけいれんなどの症状にもよく用いられます。
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、脳血管性認知症に伴う易怒性、興奮、攻撃性、幻覚などに有効とされているようです。
ここ数年の研究では、症状が進んだアルツハイマー型認知症などで起こる妄想や徘徊、あるいは暴力などの抑制に効能があるとされているのです。
抑肝散で周辺症状が改善される仕組みは十分に解明されていませんが、どうやら主成分である伝達系グルタミン酸が大きく関係しているようです。
ただ甘草を含んでいるため消化器系が弱い患者への服用には注意が必要とされています。
抑肝散の歴史は古く、1556年に出版された小児医学書にもその記述があります。
このことからも小児夜泣きや小児疳の虫などの効能があるとされています。
神経症や不眠症にも効果があることから服用量は調節すれば成人が服用しても問題ないとされています。
古くからある漢方薬ですが、認知症やその周辺症状に対する効能には俄然注目が集まっています。
抑肝散の他に、「釣藤散(ちょうとうさん)」、「黄連解毒道(おうれんげどくとう)」がBPSDに使われることもあるようですよ。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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