みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。

福祉用具の選定や相談はセラピストの業務の一つです。福祉用具についてスタッフや利用者の方から相談される機会が多いです。

もし、利用者やご家族様の方から車椅子が欲しいと相談されたら?
「それでしたら介護保険で、この介助型の車椅子をレンタルするといいでしょう!」と答えたセラピストの対応は正しいでしょうか?

この対応はあまり良いとはいえません。

なぜ介助型車椅子が欲しいのか?
また、その目的は?
利用者の基本動作能力のレベルは?

…といったプランニングによる対応が重要ですよね。

ニーズやアセスメントを確認し、車椅子自走レベルできる人であれば、自走型車椅子にしたほうがいいでしょう。自走できるほどの能力があるとなると、移乗動作能力も変わってきます。
その場合は、トランスしやすいようにベッドのサイドレール使用も視野に入れたほうがいいですよね。

シャキ!

ここでは、福祉用具の目的と用途についてお伝えします。

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福祉用具の目的と用途

福祉用具という用語は1993年から用いられています。割りと最近で、歴史が浅いことが分かります。

では、目的と用途は?それが次の5点。

①治療及び機能のための機器
②身体機能の代行(代替)・補完のための機器
③日常生活を支援し、便利または容易にするための機器
④介護者の介護量を軽減し、介護の物理的省略化を図るための機器
⑤能力の開発・促進を目的とした機器

これらの目的・用途を考慮しつつプランニングの対応を取ることが望ましいわけですな。

④も大切なことだけど、福祉用具があっての自立支援が重要ですから介護者側の都合を考えるよりも、対象者の立場を考える機会を持つべきかなと思います。

福祉用具による支援の流れ​​​​​​​


福祉用具の選定や相談はセラピストの業務の一つですが、では、どういう流れで手順を踏んでいくのでしょうか?

①ニーズの確認(相談)
本人・ご家族の要求・要望が必ずしも適切なニーズ、今解決すべき問題であるとは限らない。
例)車椅子自走レベル可なのに、介助型車椅子を希望。

②アセスメント
利用者の身体状況や本人を取り巻く環境(介護者や住環境)、制度的環境、人的環境など。

③解決方法の検討
福祉用具で解決すべき?他の手段はないか?

④福祉用具の選択
福祉用具導入により期待される効果を想定して福祉用具を選定する。
複数の業社から探す。

⑤福祉用具の試用
可能な限り実際の場面で介護者も含めて、選択した用具をトライする。
なるべく1週間使ってみる!(2週間まで試用可能な業社もある)

⑥福祉用具の調整・改造・改良
自分で調整できる程度の知識を持ち、改良・改造の余地はあるか?
業社の人からもアドバイスを頂く。

⑦福祉用具の試用方法支援
正しい使い方を対象者に合わせて指導する。

⑧フォローアップと再調整
使用する用具や身体状況、環境などによってフォローと再調整を。

⑨次の支援策の検討
用具使用で生活環境が変わってくるため、次の支援を考える。
例)車椅子自走ができるようになった。
次なる目標として、ベッド~車椅子間の移乗時に必要なL字型手すりを用意するなど。

以上の流れで本人に合った福祉用具の提供や支援対策を考えていくことが重要となります。
業社によっては無料でデモ機器を貸してくれる所もあるので遠慮なく試用してもらい、フォローと再調整しつつ、自立支援につながるように介入していくといいですね!
 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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