フロアでできる呼吸レク

フロアでできる呼吸レク

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

老健にいた頃、STとPTによる「フロアでできる呼吸レク」をテーマにした勉強会に参加し、リハビリ以外の人でも簡単にできる呼吸レクですが、とても参考になったのでご紹介したいと思います。

今の現場にSTが不在なので、適応の方がいたらやってみようかなと思います。

シャキ!

ここでは、フロアでできる呼吸レクについて紹介します。

 

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フロアでできる呼吸レク

●目的
誤嚥性肺炎の予防
 

ポイント!

①たくさん吸って、たくさん吐ける!
→咳の力が弱いと、ムセによって誤嚥物を出せない。肺炎になりやすい!
②「吸う・止める・吐く」をコントロールできる!
→食事中の嚥下回数は、90~270回/30分

●呼吸と嚥下(1)咳ができる!
・ムセることは重要
 ムセ=誤嚥物を咳で出す!
・咳
 たくさん吸う→止める→爆発させる!

●普通の呼吸で大丈夫?
・普通の呼吸/咳の呼吸
 咳をするのに必要な呼吸量は、普通の呼吸量よりもずっと多い

●呼吸と嚥下(2)咳ができる!
・正しい呼吸と嚥下
 吸う→飲み込む(※息止める!嚥下性無呼吸)→吐く(喉に残った食物を吐きだす)
・コントロール不良=誤嚥
 吸う→飲み込む(息止める)→苦しくなって吸う(喉に残った食物を吸いこんで)

●呼吸レクのプログラム
・手足の体操
・歌とおしゃべり

●歌やおしゃべりができない方
・寝ている→起きる!
 ①肺が広がる。1.5倍(2㍑→3㍑)
 内臓が下がる、横隔膜動きやすく。
 ②筋力を使う。
※起きている方が、肺が広がったり筋力も使う!

●呼吸レクプログラム例
1.挨拶
2.ストレッチ・運動
3.発声・口腔体操
4.歌 なつかしのメロディー、唱歌、民謡、軍歌
5.終わりの挨拶

どうでしょうか?フロアでも簡単にできる呼吸レクを紹介しましたが、フロアにいる方々を全対象にしなくても、誤嚥リスクのある方を対象にした少人数でもいいですね。

呼吸レクってなかなか取り入れる機会がないので、是非実行し、誤嚥性肺炎の予防に努めましょうね!


最後までお読み下さりありがとうございました。
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