ニーズを探るヒントがマズロー欲求階層説か?

ニーズを探るヒントがマズロー欲求階層説か?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

古びたメモ帳に、こんなことが書いてありました。おそらく何かの医療雑誌を読んで、備忘録としてメモしたんだと思います。

ニーズ(広義)=ニーズ(狭義)+wants

シャキ!

ここでは、ニーズ&wantsとマズローの関係についてお伝えします。

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ニーズ&wantsとマズローの関係

ニーズ(広義)とは?

ニーズ(広義)は、潜在的なニーズ(無意識的で自分でも分かっていないこともある必要なもの)と顕在的ニーズ(意識的にハッキリと欲しいもの)が含まれる。

ニーズ(狭義)とは?

ニーズ(狭義)は、人間が営む上で不可欠な生理的欲求
→マズロー欲求階層説でいうと、生理的と安全欲求にあたる。

wantsとは?

wantsは、生活をより豊かにする贅沢なもの。尊敬や自己実現などの高度な欲求
→マズロー欲求階層説でいうと、社会・尊厳・自己実現欲求にあたる。

…と書いてありました。書いた日付を見ると、平成19年10月でした。

あの時の私は、利用者の真のニーズを探るにはどうすればいいのか?と悩んでいた時期がありました。

利用者の真のニーズを探るためのヒント


改めて読み返すと、利用者の真のニーズを探るためのヒントが、「ニーズ(狭義)+wants」の中にあったわけですね。

ニーズ(狭義)だけでなく、wantsにもフォーカスすることも大切。
wantsはマズロー欲求階層説でいうと、社会・尊厳・自己実現欲求にあたります。
利用者が施設で生活しているのは共同生活ですから、同じ時間、同じ空間(施設)を共有して生きている同じ仲間(利用者)なんですね。

①他者と関わりたいという社会的欲求
②自分が集団から価値ある存在と認められて欲しいという自尊欲求
③自分の能力や可能性を発揮し、創作的活動や自己の成長を図り、あるべき自分になりたいと自己実現欲求

これらの3つの欲求は、利用者自身さえも気付いていないことが多いと思います。

この3つの無意識的な欲求や悩みを解決する最適解を利用者と一緒に探し出すことが大切ではないでしょうか?


最後までお読み下さりありがとうございました。
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