難聴者は「聞く」?それとも「聴く」?

難聴者は「聞く」?それとも「聴く」?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

今日は職場で施設長による勉強会が開催されました。
施設長(医師)なので、テーマが毎回重いんですよね。

半分寝てしまいました。なぜか良い夢をみるほど、気持よく寝れました。

そこで、施設長の口から、「難聴」という言葉を発した時、八ッ!と眠気が吹っ飛び、反射的に耳を傾けて聞いておりました。

シャキ!

ここでは、難聴者の「聴く」についてお伝えします。

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難聴者は「聞く」?それとも「聴く」?

「聞く」と「聴く」の違いは医療福祉業界に携わる人なら、お判りだと思います。

でも、施設長の話を聞いて「はて?難聴とどう関係あるの?」と疑問に思いました。

健聴者は当然耳がいいので、何気なく聞いても聞き取れると思います。
でも、難聴者の場合はそういきません。

聴神経を総動員させて聞かないと、患者や利用者さまの訴えを聞き逃してしまうことがあるでしょう。

だから難聴者が相手の話を聞く場合の「きく」は、「」くになるのです。

施設長のそんな話を聞いて、納得しました。

そうか、私は今までずっと「聴」いていたんだなぁと。少し喜んでいる自分がいました。

ノンバーバルコミュニケーションも情報の一つ

私の場合はもちろん聴く耳を持ちますが、視覚から得る情報も見逃せません。
相手の話を聴く時は、いつも口の動きや顔の表情を見ています。

ちなみに私は口話教育を受けていないのですが、どういうわけか口元を見ないと不安なんですね。

それとノンバーバルコミュニケーション(非言語的)からの情報を視覚的に取り入れるように心がけています。

私のような難聴者や聴覚障害者のほとんどが、視覚情報から読み取って周りの状況などを判断していることが多いのです。

手話が分かりやすい例ですね。
18歳の時から手話を学んだおかげで、相手の発しているノンバーバルコミュニケーションを察知する力がついてきました。

私の中では、ノンバーバルコミュニケーションって言葉の内容云々よりも大きな作用を及ぼしていると思っています。

メラビアンの法則って聞いたことがありませんか?

・顔の表情(55%)
・声の質、大きさ、テンポ(38%)
・話す言葉の内容(7%

※メラビアンの法則については↓


これらは「人の行動が他人にどのように影響をおよぼすのか?」という割合です。

つまり相手の言葉の内容は7%だけで、残りの93%は顔の表情や声の質などによって、他人を判断しているといわけです。

相手からのノンバーバルコミュニケーションは言葉以上に、実に多くの情報が隠されていると私はそう感じています。

難聴者の言う「聴く」はもしかしたら、相手の発しているノンバーバルコミュニケーションを察知するための手段かもしれませんね。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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