言葉は7%しか伝わらない!?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
人はどのように見た目やコミュニケーション力を捉えているのかというメラビアンの法則があります。
メラビアンの法則について書かれてある書籍がたくさんありますね。
NLP(神経言語プログラム)でも、話し方講座やビジネスマンのためのセミナーでも語られています。
ここでは、メラビアンの法則についてお伝えします。
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メラビアンの法則とは?
メラビアンの法則とは次のように簡単にまとめてみました。
人の言動が他人にどのように影響を及ぼすかという調査結果は…、
・言語情報が7%
・声の調子や話の早さなどの聴覚情報が38%
・残りの55%は相手の表情やジェスチャーなどの見た目の視覚情報
この割合から「7-38-55ルール」と呼ばれているそうです。
懸命に話でも相手に伝わる言葉たった7%?
よく見た目で人を判断してはいけないと言いますが、裏を返せば、人はそれだけ見た目で人を判断することがあると思います。
私が気になるのは、たった7%の言葉(コミュニケーション)。
でも、それは納得できます。
リハビリの最中に利用者に「大丈夫ですか?」と聞く習慣がありますが、「大丈夫です。」と言っていても利用者の顔が明らかに曇っています。
よく考えたら「大丈夫ですか?」と聞かれれば、ほとんどは「大丈夫です。」と自然に返答すると思います。
高齢者の方々は「みんなに迷惑をかけたくない」と強がりを言う人が多いかと思います。
観察力の乏しいセラピストは「大丈夫ですね?良かったです!」と自分の勝手な思い込みが相手の反応とは違った時に、利用者は「私のことを分かってくれない…。」と判断をしてしまうでしょう。
一生懸命にお話ししても、相手に伝わる言葉はたった7%。
伝える内容云々ではなく、言葉の伝え方に重点を置いてコミュニケーションを取ることが大切なんですね。
伝え方と同様、言葉をどう使うかという非言語の面も大切だと思います。
伝え方にちょっと工夫を!
さきほどの「大丈夫ですか?」を利用者に伝える場合、どのようにすればいいのでしょうか?
ただ普通に「大丈夫ですか?」と言っても伝わらないこともありますので、メラビアンの法則の通りに「私はあなたのことを心配していますよ。」という顔の表情を作り、「大丈夫ですか?」を強調して言うことで、もしかしたら利用者の身体の具合やコンディションを聞き出せるかもしれません。
私が利用者とお話しする時に気を付けているのは、伝え方と声の出し方。
利用者は耳が遠い人が多いので、語尾をはっきりと言うように心がけています。
語尾が聞き取りにくいと、利用者に悪いイメージを与えることがあるからです。
私は難聴を持っているので、発音がちょっと可笑しな部分があります。よくみなさんに「(話し方が)訛ってるね?生まれはどちら?」と聞かれます。
上手に発音できない言葉もありますので、その場合は、言葉にメリハリや強弱をつけて話すように気を付けています。
高齢者は平板な話し方では聞き取りづらい部分が多いので、メリハリをつけて話した方が聞きやすいと思います。
例えば、
「これから歩く練習をしましょう。」と平板な言い方ではなく、「これから、(間を置く)歩く練習を(強調する)しましょう。」のように間を置いて、強調したい言葉をはっきりと大きく言うことで、利用者に伝わります。
ちょうど、戦場のカメラマンの渡部陽一さんのような独特の話し方に近いと思います。
渡部さんのような、ゆっくりでメリハリをつけて話してもらうと、難聴を持った私や高齢者はよく聞き取れます。
なかなか自分の思いを伝えられずに困っていたら、これから伝え方にちょっと工夫してみては?
最後までお読み下さりありがとうございました。
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