自己表現のタイプはどれ?アサーティブな自己表現のための6つのコツ

自己表現のタイプはどれ?アサーティブな自己表現のための6つのコツ

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

最近、コミュニケーションの一つであるアサーションとかアサーティブという言葉が普及してきましたね。
一度は耳にしたことがあるかと思います。

認知症ケア指導管理士(上級)のテキストにも記載してあるので、認知症ケアにおいて意義のあるコミュニケーションなんだと窺えます。

あなたの自己表現はどのタイプは何かを知っておくだけでも、今後の認知症ケアにおいて役立つかもしれません。

シャキ!

ここでは、アサーティブな自己表現のためのコツとは?についてお伝えします。

※「シリーズⅡ多角的ケア論」と「メンタルヘルスマネジメント公式テキスト」を参照。

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アサーションとは?


アサーションとはコミュニケーションスキルの一つで、「自他尊重の自己表現」のことをいいます。

相手の気持ちや権利を考えながら、自分の気持や権利を相手に受けてもらう、自己主張のコミュニケーションで対人関係を円滑にする技法です。

言いたいことが言えないと、ストレスが積もりに積もって精神衛生上悪影響を及ぼすことがあるとされています。

でも、だからといって言いたいことをきっぱり言うのはあまり望ましいとは言えません。
自己主張ばかりする人は、単にわがままな奴といった印象があるため敬遠されかねませんから。

話し手側も受け手側もストレスが生じてしまうと、円滑なコミュニケーションができません。

そこで、アサーション

このスキルを意識化しておくことで、両者ともストレスの軽減の一助となるわけですな!

あなたの自己表現はどのタイプ?


自己表現には次の3つのタイプがあるとされています。

自己表現の3つのタイプ

①攻撃的な自己表現(アグレッシブ)
→自分勝手で他人を否定したり、操作・支配しようとする言葉を平気で口にするタイプ。
相手を尊重する態度が見られず、人間関係がうまくいかない…。

②非主張的な自己表現(ノン・アサーティブ)
→目立つことや人と違うことを避けるタイプの人が取りがちな表現方法。
自分を否定していたり、自分に対しても相手に対しても不正直である場合が多く、ストレスの溜まりやすい自己表現。

③アサーティブな自己表現(アサーション)
→自分も相手も大切に使用とする自己表現で、自分の意見や考え、気持ちを率直に、その場に相応しい方法で表現する。

で、あなたはどのタイプでしたか?
そして、相手の自己表現はどのタイプでしょうか?

相手は3つのどのタイプに該当するのかを把握し、アサーティブな自己表現のコツを踏まえていくとコミュニケーションが改善され、円滑な人間関係を結ぶことができるようになるとされています。

もう一度、あなたの自己表現のタイプはどれか?確認してみてくださいね。
そうすることで、コミュニケーション方法の改善につながるキッカケとなるでしょう。

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アサーティブな自己表現のためのコツとは?


では、コミュニケーション方法の改善を図り円滑な人間関係を結ぶにはどうしたらいいか?

それは、次の6つのコツがあります。

アサーティブな自己表現のコツ

①自己表現や自己主張に対して肯定的な気持ちを持つ。
人間には「嫌われたくない」など自己表現を阻む気持ちがある。
→コツは?
表現方法を変えるようにする!自己表現そのものが悪いわけではないと認識する。

②自分の気持ち、考えを正確に捉える。
何が言いたいのか分からなければ、自分の気持ちや考えを相手に伝えられるわけがない。
→コツは?
自分自身の気持ちや考えを正確に把握する!
「私は」を主語にして考えてみる!

③周囲の状況や相手を客観的に観察する。
周囲の状況や相手の気持ちが分からなければ、「相手のことを配慮しながら、その場に相応しい方法で」自己表現ができない。
→コツは?
周りをしっかりと観察する!
相手に状況がわかるように事実をもとに話せば感情的にならずに済む!

④自分の要求や希望をハッキリ表現する。
自分の考えを理解し周囲の状況や相手のことを観察できたら、次に「自分がどうしたいのか?」をできるだけ具体的に伝える。
→コツは?
要求だけを伝えるのではなく、「私はこうしたいけれど、あなたはどう考えますか?」という話し合いのための提案をすること。

⑤身近なこと、小さなことから始めてみる。
→コツは?
大きな目標をたてるのではなく、「ここでこの一言が言えたらいいのに」と思った時に小さな勇気を出すことから始める!

⑥非言語コミュニケーションを活用する。
コミュニケーションの約80%は非言語部分である。
言いたいことが明確でも、下を向いて小さな声で話すのはNG!
→コツは?
表情や声の大きさ、ジェスチャー、視線の当て方などに気配りが必要である。

アサーティブな自己表現のためのコツさえ掴めておけば、相手との気持ちの良いコミュニケーションが取れるようになるかなと思います。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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