認知症ケアにおけるアクティビティの役割と効果

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。

本日のテーマは、認知症ケアにおけるアクティビティの役割と効果ですが、管理人にとって大変興味あるテーマです。アクティビティはPTやSTにはないアプローチの一つで、作業療法士にとって最大の武器の一つみたいなもんです。それがないと、作業療法士として生きる価値がありませんから。

ハヤシ喜ぶ

ここでは、認知症ケアにおけるアクティビティの役割と効果についてお伝えします。※認知症ライフパートナーのテキストを参照。

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アクティビティって?

・activityの原義は、活動、活発な活動、活性など変化のある活動さまを表し、遊びや仕事、作業、事業などに対して用いる。

・アクティビティという用語は、主にリゾート地などにおける余暇を利用した様々な運動や活動を指して用いている。レジャーやレクに類する。

・作業療法におけるアクティビティは、治療や援助の手段として用いられている!
作業療法における作業・作業活動の分類は、以下のとおり。

①生活維持に関連する活動
②仕事・役割に関連する活動
③遊び・余暇に関連する活動
④参加・交流に関連する活動
⑤休養・熟成

いずれも人間の1日の行為や動作すべてを指してアクティビティと呼んでいる。

認知症の人のケアとして用いるアクティビティは、。ポイントは自然に身体を使い、手を使うことで脳を使うようなものが「認知症ケアにおけるアクティビティ」として用いること!

認知症ケアにおけるアクティビティの役割


・通常のリハ
言語によるコミュニケーションが十分機能しない認知症の人にとっては、その意味を理解し納得して継続することは困難。

アクティビティが大きな役割となる!
長い療養生活の質を保つためにもアクティビティが欠かせない!

・予防としての役割
脳血管性認知症の予防には生活を見直して生活習慣を改善し、原因となる疾患を予防することが重要。なぜなら認知症の15~20%を占めると言われている脳血管性認知症が多いから!アルツハイマー型認知症に対しても生活習慣病の予防が重要!

生活習慣の改善を!食事だけでなく、適度な運動と脳の活性化が大切!

好きなことをどんどんやろう!楽しみながら気持ちよくできるアクティビティを日常生活に取り入れてみる!

それが脳の活力を高めるポイントに!

・機能訓練としての役割
リハビリにおいて心身の基本的機能や応用的機能、社会的適応機能など人が生活するために必要な機能の訓練手段としてアクティビティが用いられる。

認知症の人が目的が理解しづらく、必要性を理解して動作を繰り返すことが困難!
例)重度認知症の人に立ち上がる訓練をしても、当人は立ち上がること自体を理解していないため、いくら声掛けや徒手誘導しても立ち上がらない。結局、全介助で立ち上がらせるハメに。

アクティビティ自体が目的を持っているので、楽しみながら取り組めて自然に必要な機能を活動できるような活動がリハビリの手段として用いることが可能!
例)重度認知症の人に対し、塗り絵や粗大運動を引き出す風船バレーなどアクティビティを提供する。

・生活の質の維持としての役割
アクティビティは認知症を予防したり、機能訓練として生活に必要な心身機能を維持・改善したりする役割を果たす。それが間接的には生活の質の維持につながる!

主体的な行為であることが、日々の生活をより活動的でイキイキに!

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認知症ケアにおけるアクティビティの効果


・fMRIやNIRS、MEGなど脳機能を測ることによって、前頭前野の活性化が認知症の予防や改善に効果があるかどうか分かる!

前頭前野は、大脳半球の前部に位置し、脳の約30%を占めている!
脳の他の部分すべてと連絡経路を持っており、何かを創造したり、経験したことの記憶のコントロール、意思の決定や行動の予測や抑制、感情の制御、意欲、コミュニケーションなど人間の高度な精神活動を担っているため、脳の司令塔と言われている!

だから前頭前野を活性化させることが認知症の予防や改善に!

特に

リハビリの人なら分かりますが、ベンフィールドのホムンクルスを見ると、手は他の部位に比べて大きいことが分かります。脳の運動野の30%は手に比重がありますからね。

手は外部の脳と言われているように、脳のおよそ半分が感覚器・運動器としての手を使うために用いられている!

前頭前野を活性化するには、目的のある活動を手を使って行うことが最も簡単な方法である!

※塗り絵もその一つですね↓

・脳の機能を維持するには、脳の血流調節を行う機構が適切に働くことが大切!

有酸素運動は認知症の予防になるかも?根拠はまだ明確ではないが、少なくとも有効。

運動による筋肉からの求心性の神経信号は、脳幹から視床を介して大脳皮質に伝えるが、海馬体など記憶に関する回路を通るため、記憶脳を刺激し認知機能の向上になるだろうと推測されている。

だから、適度な運動が大切!適度な運動を行えば、 脳血流が増加し脳神経に必要な神経栄養因子の増加に影響する。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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