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卓球は脳のリハビリになる?

もう昔のことですが、管理人が作業療法士になったばかりの頃、よく新聞紙やマスコミでも「卓球はボケや老化防止になる!」と取り上げられていました。

実際に大分市にあるアルメイダ病院で卓球リハビリ(卓球療法)を取り入れ、卓球の医学的効用を検証されていました。※今でも当病院で卓球リハビリを行っているのか、分かりません。なにせ10数年前なので…。

シャキ!

ここでは、卓球は脳のリハビリになるか?についてお伝えします。

卓球は脳のリハビリになる?


卓球リハビリを通して認知症の検査でも改善が認められたのですが、それだけでなく運動機能レベル、特に歩行レベルも改善が見られたと言います。

なぜ、改善が認められたのか?

記事によると、

①遊びながら患者自身の動きを引き出せる。
②ボールを介して相互のコミュニケーションが取れる。
③手の動きが簡単なモノから複雑な動作まであるので色々な訓練段階に適用できる。

と挙げられていました。

卓球で脳の活性化を!

卓球は目でピンポン玉を追い、頻繁に手を動かすスポーツです。それだけでも脳血流を増加し脳を活性化させるから認知症の進行防止になるわけですね。

卓球における脳の働き
①ピンポン玉を追う後頭葉
後頭葉にある視覚野で、ピンポン玉を追う(追視性)
例)「こっちに来たな!どう打ち返そうか!」

②打つ時の力加減と技を決める側頭葉
側頭葉にある部位は、自分が過去に卓球した時の記憶や経験と照合し、ピンポン玉を打ち返す時の力加減とカーブやシュート、バックスピンなど技を考える。
例)「あまり力を入れて打つとミスになるから弱めの力で打ち返そうか?技はカーブで行くか!」

③打ち返す前頭葉
前頭葉にある部位は、これまでに得られた情報を分析し、ラケットでピンポン玉を打ち返す。
例)「どこを狙おう?フェイントを入れて右側にあるサイドラインを狙おうか!」

単にラケットでピンポン玉を打ち返せばいいわけではありません。立位で行うわけですからバランス感覚も要求されるので、それが立位・歩行バランス向上に役立ちます。

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かなひろいテストの結果が歴然!

かなひろいテストは脳の司令塔である前頭葉の機能を調べるのによく用いられるテストです。次の画像を見ると分かるのですが、卓球をしている人の方がかなひろいテストの得点が高いようです。認知症の進行を遅らせるのに、卓球を継続的に行うと良いことが分かります。

さいごに


管理人が前職場にいた頃、実際に利用者Aさんと共に卓球を行なったことがあります。Aさんは学生時代、卓球選手だったということもあり卓球リハビリを取り入れてみたのです。ちょっと気の難しい方で身体リハビリの最中でもあまり笑顔が見られませんでした。

ところが、私と卓球で勝負するとなると、ピンポン球に向かってラケットを華麗に振る動作というかフォームがキマってました!しかもポイントが入った途端に笑顔がこぼれたのです!60年振りにラケットを握ったというAさんは、構え方や打ち返す時のフォームが卓球選手の福原愛さんとそっくりだったのを覚えています。

卓球で鍛えられたカラダって、いくつになっても覚えていることは手続き記憶が保持されていることです。Aさんは学生時代に人の何十倍もの卓球の練習を行って手続き記憶を蓄積していったんだろうなと想像できます。

で、私が退職するまでに、Aさんと一緒に卓球を行い続けました。通常のリハビリでは全く笑顔が見られなかったのに目の輝きが増して表情がイキイキとなっていく変化を読み取ることができました。

いつものリハビリって、単純な動きの繰り返しが多いんですよね?だから心身に刺激を与えるには不十分で飽きが来るだろうと思います。卓球のような遊び感覚的な要素を取り入れれば、ヤル気モードのスイッチがオンになり、リハビリに精を出してくれるのではないでしょうか?

最後までお読み下さりありがとうございました。
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