認知症ケアコミュニケーションのコツ③希望というまなざしを向けて「共にある」

認知症ケアコミュニケーションのコツ③希望というまなざしを向けて「共にある」

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

12月10日の認知症ライフパートナーの試験日まで、あと3日
あと3日となってくると、さすがに気持ち的に余裕なんてなく、猛勉強していることでしょう。テキストを何度も何度も読めば、大丈夫ですよ^^

さて、今日はここでは、認知症ケアにおけるコミュニケーションの7つのうち3番目である③希望というまなざしを向けて「共にある」についてお伝えします。
※公式テキスト認知症ライフパートナーを参照。

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認知症ケアにおけるコミュニケーションの7つのコツ

①自分の態勢を「整える」
②治療・援助者が希望を持ち「まなざす」
③希望というまなざしを向けて「共にある」
④対象者の心の開きを「待つ」
⑤対象者の生活機能とその思いを「知る」
⑥その思いを言葉に頼ることなく「伝える」
⑦正しく伝えるために言葉で「話す」

以上の7つが認知症ケアにおけるコミュニケーションのコツです。

今回は、③の希望というまなざしを向けて「共にある」のことを説明します。

 

希望というまなざしを向けて「共にある」


②の治療・援助者が希望を持ち「まなざす」と同様、ケアする者の気持ちを相手に伝える非言語コミュニケーションの一つです。

人がどのような気持ちで今過ごしているのか、その心のうちを知ろうとしう思いを持ち、ケアにあたる者として希望を捨てることなく焦る気持ちを抑え、整え、温かく、静かに「共にある」ことが大切とされています。

自閉の殻に閉じこもっている人、その人が感じる計り知れない不安を思えば、ケアにあたる者が自分を観てもらう時間的ゆとりを提供し、心配と関心のまなざしを持ってそばにいるだけでも良いということです。

スイス人看護師シュヴィングは、患者の許可を得てベッドサイドに静かに座り傍らに寄り添い、慎み深くも開かれた姿勢で向き合う関わり(※シュヴィング的姿勢と言われている)を持てば、相手の閉ざされた気持ちを開いてくれる、と言います。

リハビリに応じてくれない認知症の人がいたら、そばにいて声をかけ、共にあることで閉ざされた気持ちの開きを「待つ」ことが、関わりの始まりというわけです。

次回は、「認知症ケアにおけるコミュニケーション4番目の対象者の心の開きを「待つ」」の話についてお伝えしようと思います。
 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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