脳を守る10の方法と頭部外傷10か条
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
最新の研究結果によると、脳に良いとされることを適切に行えば脳の活性化につながることが分かっています。脳の活性化ができるということは、認知症の発症リスクを軽減できるというととですね。
認知症の予防のために脳に適度な刺激を入力させるのはもちろん大切ですが、頭部を保護するのも大切なことです。
なにも頭さえ使えればいいってことではないんですね。
※認知症ケア指導管理士の上級編テキストを参照。
ここでは、脳を守る10の方法と頭部外傷10か条についてお伝えします。利用者や患者にアドバイスしてあげてくださいね。
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脳を守る10の方法
アメリカのアルツハイマー病協会が提唱した「脳を守る10の方法」に挙げられている項目を1つずつ実践していくことで、健康的な脳を維持できるかと思います。早速、明日、いや今日から実践してみませんか?
全部実践するのではなく、自分のペースでできるところから始めたほうがいいでしょう。
脳を守る10の方法
①頭が第一。
→健康は脳から。脳を大切にする。
②脳の健康は心臓から。
→心臓に良いことは脳にも良い。
※心臓病や高血圧、脳血管障害は認知症の発症リスクが高いと言われていますからね。
③身体の値のチェックを。
→体重、血圧、コレステロール、血糖を望ましい値にする。
④脳に栄養を。
→脂肪が少なく抗酸化物の多い食品を摂る。
⑤身体を動かす。
→身体の運動は血液の流れを良くするだけでなく、脳細胞を刺激する。
⑥心のジョギングを。
→いろいろなことに関心を持って脳を活き活きさせること。
⑦他人とのつながりを。
→身体と心と社会の3つの要素を組み合わせた余暇活動を行う。
⑧頭の怪我をしない。
→頭の怪我をしないように注意する。
⑨健康な習慣を。
→不健康な習慣を避け、たばこをやめ、飲み過ぎないように。
⑩前向きに考え、今日から始めよう。
→明日のあなたを守るために、今日からできることをしよう。
※ネガティブ思考を持ちやすい人は、脳に悪影響を及ぼすんでしょうね…。
以上が、アルツハイマー型認知症を予防するための10箇所でした。
思い当たる節がありましたら、今日から少しずつ意識してはどうでしょうか?
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頭部外傷10か条
スポーツジムに通う高齢者が増えただけでなく、中年のオッサンも増えてきました。高齢期に突入する前の40,50歳代から介護予防の一環として、スポーツジムに通うわけですね。
以前に比べ、都市部にスポーツを行う民間サービスが豊富になり、人々の消費意欲も高いことから、健康意識を高めるようになったのかと思います。
スポーツ中に気をつけたいのは、頭部を守ることではないでしょうか?
頭部外傷10か条
※日本臨床スポーツ医学会学術委員会脳神経外科部会
①意識障害は脳損傷の程度を示す重要な症状である。
→意識障害の程度を確認する!
②頭部を打っていないからといって安心はできない。
→頭が揺さぶられるだけでも脳の損傷が起きる!
③意識状態を見極めて、経過を観察する事が重要である。
→外傷後、24時間は観察しよう!
④見かけ上、意識が回復したからといって安心はできない。
→意識が回復したあと、症状を残さないものは「脳振盪」と呼んで安心してしまうが、出血などの重大な損傷が起きている場合もある!
⑤どのようなときに脳神経外科専門医に診せるか?
→手足のしびれ、めまい、吐き気などの症状があるか?
⑥受診する医療機関を日頃から確保しておく。
→処置するまでの時間が短いほど、救命率が高い!
⑦搬送には厳重な注意が必要!
→頚椎頚髄の損傷が起きることもあるので、頭部を慎重に動かす!
⑧体調がすぐれない人に練習や試合をさせない!
⑨練習、試合への復帰は慎重に!
⑩頭部外傷の頻度が高いスポーツでは脳に対するメディカルチェック!
→定期的に脳のメディカルチェックを行うことが望ましい!
スポーツを日頃からされている方、頭部をしっかり守ってあげてくださいね。