回想法の効果って?

回想法の効果って?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

回想法を取り入れている現場は多いと思います。
周知の通り、認知症の進行を抑えるのに有効とされているのですが、なぜ回想法がいいのか?を説明できなければ実践しても意味がないでしょう。

シャキ!

ここでは、回想法の効果についてお伝えします。

スポンサーリンク

 

回想法で期待できる効果とは?


回想法で期待できる効果を文献や資料から引っ張り出し、以下のようにまとめてみました。

回想法の効果

①認知症の人は孤立しがちだが、スタッフや他利用者と話すことで深いコミュニケーションになる。
②同世代、同時代を過ごしてきた仲間と語り合い、いつしか支え合ったり連帯感が生まれたりする。
③コミュニケーションすることで精神機能が活性化し、自発的な発言が増える。
④その人がいろいろと話したり様子を観察すると、スタッフなどの周囲の人が高齢者の残された機能を把握でき、その機能に働きかけることで対象者の自尊心が回復する。
⑤テーマは過去の話でも、現在や将来につながる問いかけを加えることで、意欲や希望を持てる場合もある。
⑥高齢者の人生経験や知識に触発されたスタッフに尊敬の気持ちがわき、ケアの質が向上する。

高齢者が昔話を頻繁に思い出すのは、「現実逃避」のためといった否定的な行動だと捉えるのではなく、その人自身の人生を見つめ直すためとか、積極的で自然な心の動きと捉えるのです。

回想法において重要なポジションとも言える聞き役の役割は重要だと思います。

質問の仕方が上手な人であればあるほど、リードできると思います。

管理人は前職場でよく道具(お手玉や竹とんぼなど遊具)を用意したり、昔の写真をネットから引っ張ったりしてきました。
道具を媒体にして回想すると、より話を聞き出せるんだなぁと思いました。

リード役の役割はホンマ大きいので、皆が楽しめるようにリードできたらいいですね。


最後までお読み下さりありがとうございました。
★ブログランキングに参加中!
にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ