徘徊という行為は誰にとって問題?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。
徘徊や弄便などBPSDをどのように捉え、どう対応を取っているのでしょうか?
認知症の人が引き起こしている行動問題を見ているのか、それとも認知症の人だけを見ているのか、どちらを認識しているのでしょうか?
例えば認知症の人が徘徊していたら、、その人を見て対応を考えるのか?それともBPSDとして対応を考えるのか?は施設によって対応の方法が異なると思います。正しい対応方法なんて存在しません。大切なことは、その人に合った個別性のケアを提供することです。
ここでは、徘徊という行為は誰にとって問題か?についてお伝えします。
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徘徊という行為は誰にとって問題?
重度の認知症の人が引き起こす問題行動に対し、どう認識しているのでしょうか?
言うなれば、
利用者にとって問題?
施設側にとって問題?
行動問題ばかりに振り回されると、その人を見失ってしまうこともあるでしょう。そうなっては個別性のケアが実現できません。
行動問題にはいろいろありますが、例えば、ある人が徘徊という行動問題があったとします。
誰にとって問題?
どんな問題?
徘徊すると大問題になるのが、施設外に出て行方不明になることでしょうか?ニュースでも度々取り上げられていますよね。
施設外に出て、もし交通事故にでも遭ったら?大変だという意識が先立って徘徊を問題としますか?だとしたら、それは利用者側の問題ではなく施設側の都合といえるかもしれません。
施設外に出て徘徊したのは、おそらく施設側に問題があるというわけです。施設内の居心地が悪いから外の空気を吸いたいから外に出たいと思っているかもしれません。施設内のほうが居心地がよく快適であると思ってもらえるような関わりが大切かなと思ったりします。
徘徊は不安から生じるとよく言われているので、その不安の原因を探ることはもちろん、施設内の環境的要因やスタッフや他利用者などの人的要因、物的要因も絡めて原因を探る姿勢を持つことが大切かなと思います。