認知症の人に対する睡眠障害への対策

睡眠障害への対策

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

前回、認知症の人の睡眠障害について紹介しましたが、睡眠障害には何があると思いますか?
認知症の人に多く見られる睡眠障害の原因は下記の通り。

①活動性の低下やADLの低下
②薬剤
③認知症以外の精神疾患
④睡眠障害をきたしやすい認知症
⑤せん妄

なかでも薬剤って、二次的な症状を引き起こすケースが多いので注意したいところですね。

シャキ!

今日は、睡眠障害への対策について勉強しました。


※認知症ライフパートナーのテキストを参照にしています。

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非薬物療法として

①日中の覚醒レベルを上げる。
日中なるべく傾眠状態にならないように工夫する!
どうしても!という時は、昼寝を30分程度とする。

昼寝の習慣を持つことがアルツハイマー病の予防に効果的とされていますよね?

②薬剤全体の徹底した見直し
すべての薬剤を主治医に提示し見直してもらう。

③身体疾患のチェック
自分の身体の異常をうまく伝えられないため、栄養状態や排尿・排便状態、かゆみや痛みの有無、せん妄の有無などをつぶさに観察する必要がある。
特にレビー小体型認知症と認知症を伴うパーキンソン病の場合、レム睡眠時行動異常がしばしば出現するので注意が必要!

④光刺激
人は光刺激によって、睡眠覚醒リズムを調整することができると言われている。
不安で寝れない場合、眠るまで明かりをつけたり、そばに寄り添ってあげたりする配慮が必要。起床時には、朝の光を入れ込む工夫も欠かせない。

※太陽の光を入れることはセロトニンを活性化させることが大切↓


⑤体温調節
過度の飲酒、カフェイン摂取、高温の風呂、興奮などは避ける必要がある!

覚醒リズムによると、寝入りばなから体温が下がり、体温低下がその低下域の底から跳ね上がった段階で覚醒しやすいことが知られている。
例)電気毛布が高温のままでは入眠しづらい。逆に体温が下がりすぎては覚醒しやすくなる。

⑥就寝時の環境や習慣の整備
空腹感がないように、寝る前に温かい飲み物を飲んだり、排泄を済ませたりする。

⑦不安の解消
カウンセリング導入で不安を軽減させる。

薬物療法にて

睡眠薬を使用する場合は、比較的短時間作動型の薬剤を使用する!
転倒などのリスクを喚起し、漫然と投薬を継続しないよう留意する。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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