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みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です。

今日は転倒を生じやすい薬剤について紹介していこうと思います。

高齢者の転倒は加齢に伴う身体変化によって危険性が高まると思うのですが、使用中の薬剤も関与しています。薬剤による転倒は眠気や注意力低下、起立性低下、運動失調、平衡障害などが引き金となって発生することもありますからね。

高齢者が服用する薬の種類が多く併用も多いので、相互作用による副作用が強まることもあるでしょう。頻繁に転倒する高齢者がいたら、現在服用中の薬剤を念の為に調べてみるといいかもしれません。
※以前、Nsから頂いた資料を元に簡潔にまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。

シャキ!

ここでは、薬剤の副作用による転倒リスクについてお伝えします。

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眠気・注意力低下を起こす薬剤


睡眠薬と抗不安薬として使用されるベンゾジアゼピン系薬剤は、眠気や脱力、注意力低下を起こすことにより転倒の原因となりやすいとされています。

睡眠薬としてベンゾジアゼピンを使用している人がいたら要注意!夜間にトイレに行く場合はふらついて転倒する危険性が高いですからね。

怖いのは薬の持ち越し効果。それが日中の精神運動機能に影響を及ぼし、眠気や歩行失調などが起こりやすくなります。持ち越し効果は排泄の遅い薬剤だと発現しやすいようです。腎機能低下のある人が使うと、薬の排泄が遅くなる傾向が見られます。

ベンゾジアゼピン系薬剤には、筋弛緩作用を併せ持っているので使用の際には注意が必要。

眠気や注意力低下を起こす薬剤の種類

眠気や注意力低下を起こす薬剤には、以下の通り。

・ベンゾジアゼピン系睡眠、抗不安薬 ジアゼパム、オキサゾラムなど。
※この薬は他にもあるのですが、カタカナが多くて覚えにくいです。末尾に「」とつくので、それはベンゾジアゼピン系だと思えばいいかも?

・抗精神病薬 クロルプロマジン、ハロペリドールなど
・抗てんかん薬 フェニトイン、フェノバルビタールなど
・抗うつ薬 イミプラミン、マプロチリンなど
・抗パーキンソン薬 レボドパ、アマンタジンなど
・抗ヒスタミン薬

よく転倒される人がいたら、使用中の薬剤をチェックしては?
抗てんかん薬は、過量投与にって運動失調を来すことがあると知られ、それが立位や歩行時の不安定感、ふらつきも見られるので転倒しやすくなります。

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低血圧・起立性低血圧を起こす薬剤

血圧降下薬はその作用が強いと低血圧になりやすく、ふらつきやめまいなど症状によって転倒の危険性が高まります。
高齢者は腎臓・肝臓などの生理機能低下のため、常用量でも過量投与になることがあるので注意が必要!

心不全に対するACE阻害薬と不整脈に対するβ遮断薬は血圧が高くないケースで使用する際には、過度の血圧低下に注意が必要!

一方、起立性低血圧の場合では、中枢性交感神経抑制薬(メチルドパ、クロニジンなど)と末梢性交感神経抑制薬(レセルピン、グアネチジンなど)のような強力な降圧作用を持つ薬剤だと、立ちくらみやめまい、脱力感、一時期的な意識喪失など症状があるため、転倒のリスク高い!

他の薬剤は?

高脂血症治療薬であるクロフィブラート系薬剤には、骨格筋細胞の融解・壊死をきたす横紋筋融解症を起こし、四肢の脱力や筋力低下などにより歩行障害をきたす恐れがあると知られています。

ステロイド薬はよく知られている薬ですが、そちらも大量投与時に著名な筋萎縮を伴う筋力低下、特に下肢筋力の脱力が主で、最終的には歩行困難な状態になります。抗生物質も知られている薬ですが、実は、平衡機能障害を来しやすいようです。そのため歩行時のふらつきや浮動感、不安定感のため転倒の誘因となります。

まとめ

高齢者の転倒は加齢に伴う身体変化だけでなく、使用中の薬剤も関与しています。薬剤による転倒は眠気や注意力低下、起立性低下、運動失調、平衡障害などが引き金となって発生します。

以下の薬剤の服用には、眠気や注意力低下による転倒リスクがあります。
・睡眠薬・抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)
・抗精神病薬
・抗てんかん薬
・抗うつ薬
・抗パーキンソン薬
・抗ヒスタミン薬

次いで、低血圧や起立性低血圧による転倒リスクがあります。
・血圧降下薬
・ACE阻害薬
・β遮断薬
・中枢性交感神経抑制薬
・末梢性交感神経抑制薬

こんな薬剤も見逃せません。
・高脂血症治療薬…四肢脱力と筋力低下
・ステロイド薬…下肢筋力の脱力
・抗生物質…平衡機能障害

まだ転倒につながる薬剤は他にもあるかもしれませんが、いずれにしても高齢者の服用する薬剤には、運動失調、平衡障害、めまいを来すこともあるので、転倒を生じやすいものだと念頭に置いたほうがいいですね。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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