認知症の人の世界を想像しよう!その①

認知症の人の世界を想像しよう!その①

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

日頃から認知症の方と触れ合う機会が多いので、改めて認知症について復習しました。

今回は【認知症の人の体験世界を体験!】の資料があったので、それを読み直しました。

想像してみてください。
もし、自分が認知症になってしまったら?

認知症になったら、どんな生活を送るのだろうか?

想像しながら、記事をお読みくださいね。

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認知症の人が生きることへの不自由な体験!


暮らしの中の不自由な体験・困っていることとは何だと思いますか?

それは見当識障害による生活場面の恐ろしさ

・生活の場面が見えない!→帰宅要求が表れる。
・この先に「何があるのか」「何が起こるのか」分からない!
・朝起きてから今までの記憶が曖昧!
・「自分がそこにいて良いか?」判断できない!
・「トイレ」や「部屋」の方角が分からない!
・「周りの人がだれか?」思い出せない!
・「家族がどこにるのか…、何をしているのか心配」
・「次に何をすれば良いのか?」分からない!
・安心できる場所が見当たらない。

※中島健一・中村孝一著「ケアワーカーを育てる生活支援実践法」より

見当識障害が起きると、生活場面において上記のように問題が起こるかもしれません。

想像するだけでも、怖いですね…。

以前、先輩OTが認知症に対するイメージとして、こんなことをおっしゃっていました。
『私のイメージは、認知症の方は「目隠しをされて、いきなり知らない外国に連れて行かれたような気持ちになる」のではないかと思っています。』

・場所も分からない!時間も分からない!(失見当識
・周りの人の言葉も分からない!(理解力低下
・だから不安でいっぱいで、自分が安心できる場所へ帰りたい!(帰宅願望
・自分では一生懸命に対応しているつもりなのに、うまく出来ない(問題解決能力低下・理解力低下など)
・周りの人間は知らない人(周囲の人物の健忘)なのに怒られたり嫌なことをされる!(被害妄想など)。

先輩OTの話を聞いて、確かにイメージしやすいなと思いました。
あの有名な【電波少年】のヒッチハイクを思い出してしまいます笑
ヒッチハイクした人の気持ちになれば、少しは認知症の気持ちが理解できるかもしれません(?)

認知症のある方は常に不安な気持ちを抱いているから、受容的な対応や細かい説明、安心の提供を忘れずにアプローチし、認知症の人の今後の生活の足しになるように支援していきたいですね。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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