認知症の人の世界を想像しよう!その②

認知症の人の世界を想像しよう!その②

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

日頃から認知症の方と触れ合う機会が多いので、改めて認知症について復習しました。

今回は「認知症の人の世界を想像しよう!」の続きについてお伝えしようと思います。

想像してみてください。
もし、自分が認知症になってしまったら?

認知症になったら、どんな生活を送るのだろうか?

想像しながら、記事をお読みくださいね。

認知症の人の世界を想像しよう!その②

資料には、こんなことが書かれてありました。

失認により>
  ・名前が出てこない。 
  ・品物の使い勝手が思い出せない。
  ・生活活動を想起できない。

失行により>
  ・洋服が順序よく着ることが難しい。
  ・道具をうまく使いこなすことが難しい。

失語により>
  ・言葉が流暢に出にくい。(あの!その!あれ!)
  ・投げかけられた言葉の理解が難しい。

実行機能障害により>
  ・計画の立案と実行が難しい。

よく人やモノが出てこない人がいますよね?
専門用語で言うなら、「語健忘」だったかな?

話の筋が理解できないって、失語に当てはまるんですね。
専門用語で言うなら、「了解障害」でしょうか?

テレビドラマや映画とかストーリーが理解できない場合は「思考障害」に当たるのでしょうか?

道具がうまく使えないことを失行といいますが、具体例を挙げるとすれば、掃除機やテレビ、リモコンの使い方が分からない…でいいのかな?

服の腕を通す位置を間違える場合は、間違いなく「着衣失行」で間違いないでしょう。
ボタンも同様ですね。

あれ?
”切符が買えない”とか、”あるモノを所定の場所に戻す”の場合は…、失認?それとも失行?
両方に当てはまるのでしょうか?

実行機能の障害は、他にも趣味や日課ができなくなった場合も当てはまるでしょう。

資料には失見当識について書かれてありませんでしたが、高次機能障害に失見当識が含まれているだろうと思います。

そういや、高次機能障害の中に味覚や嗅覚といった5つの感覚も含まれていると、聞いたことがあります。

う~む、高次機能障害のことは得意分野ではないので、もっと勉強する必要がありそうですね。

認知症の人が生きることへの不自由とは?

他に参考になる項目があったのでご紹介しますね。

身体的不調
 日常生活を送るには、緊張と努力が必要。→排せつや睡眠コントロールが大事。

奥行き知覚・色別の障害

感覚のスクリーニング機能の障害> 
 意味ある刺激を選択し、あとは無視する機能。
 ※音に敏感!

行為・行動の切り替え困難
 行なっている行動を自分で中断できない。

フィードバック機能の障害
 元に戻ってやり直すことが難しい。

人の手を借りることができない

以上、認知症の人が生きることへの不自由な体験でした。

中核症状があることで認知症の人が普段の生活で困難に感じていることを支援することが、認知症介護のキホンだと思います。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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