文を書く際にNGな言葉・表現とは何か?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
池上 彰著「伝える力」の中の「この言葉・表現は使わない」を読んで、大変参考になりました。
ここでは、文を書く際にNGな言葉・表現とは何か?についてお伝えします。
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文を書く際にNGな言葉・表現
池上先生の話によれば、文を書く上で次のような言葉・表現の使用を控えたほうが良いようです。
次のような表現をつい使ったりしていませんか?
「そして」と「それから」
小さな子供が書くような作文なら仕方がありませんが、大人となると能力が疑われてしまいます。
本来、文章が論理的であれば「そして」や「それから」は不要なはずとのこと。
接続詞を使わないほうが、論理的で読みやすい文章になる。
順接の「が」
「~ですが」、「~ではあるが」、「~だが」などの「が」は、通常、逆接。
それまでの文章の逆の内容をこれから否定する、という意味。
例)彼は仕事ができるが、スポーツもできる。
↓
彼は仕事ができるし、スポーツもできる。
「が」をあまり使わないほうが、文章は格段に読みやすく分かりやすくなる。
「ところで」「さて」
あまり使いすぎないほうがいい。論理の積み重ねの腰を折ってしまうから。
「ところで」と言われてしまうと、話が途切れてしまう。
「いずれにしても」
絶対に使わないこと。
「いずれにしても」はその直前まで書いていたことの論理に関係なく話を無理にまとめる行為。
例)この商品の良い点は主に3つあります。
1つは○○で、2つ目は〇〇、3つ目は〇〇、いずれにしても、この商品は貴社に大きなメリットをもたらすはずです。
↓
「いずれにしても」があると、前に書いていたことは何だったのか、ということになってしまう。3つの良い点を自ら無視しているようなもの。
次の様に直したほうがスッキリ。
以上の3点から、この商品は貴社に大きな利益をもたらすと、自信を持っていうことができます。
メールも絵文字
絵文字やスタンプばかりに頼ると、思考力も表現力も低下してしまう可能性がある。
例)昨日見た映画、すごく悲しかったウルウル(;_;)
↓
何となく気持ちが伝わるかもしれないが、どの場面がどのように悲しかったのかは全く表現されていない。思考停止してしまっている。
以上が文を書く際にNGな言葉・表現でした。
不適切な表現の使用を避ければ、文章表現力は格段に高まるはずと池上先生はおっしゃっていました。
演繹法と帰納法
突然ですが、演繹法と帰納法の違いを説明できますか?
私は全然説明できません!
・演繹法:ある事柄を前提として、具体的な一つの結論を得る推論方法。
例)「バラには棘がある」という前提から出発して、ハマナスはバラの仲間だから、ハマナスにも棘があるだろう、と推論するのが演繹法。
・帰納法:個別具体的な事例から、一般的な規則を見出そうとする推論方法。
例)観察した100本のバラ全てに棘があったとします。そこで、「バラには棘がある」という結論を出すのが帰納法。
要は、結論ありきが演繹法で、いろいろと情報を集めて結論を構築していくのが帰納法。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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