ネガティブな表現でリハを促すと良い?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
人のコミュニケーションを取る時にポジティブな表現、ネガティブな表現を人によって使い分けることがあると思います。
リハビリへの参加を促す時は、通常、ポジティブな表現を使うことが多いでしょう。
ポジティブな表現をしたからといって、リハビリへの参加に100%応じるとは限りません。
ここでは、ネガティブな表現でリハを促す方法についてお伝えします。
ネガティブな表現でリハを促す方法
心理学では、ポジティブな表現をポジティブ・フレーム、ネガティブな表現をネガティブ・フレームと呼ばれています。
普通、会話する時には、ポジティブに話したほうがいいのですが、シチュエーションに応じてネガティブな表現をしたほうがいい場合もあります。
内藤誼人著「人は暗示で9割動く」という書籍を読んで、こんな話がありました。
運動しない人たちに定期的な運動習慣をつけさせるにはどうしたら良いのか?次のメッセージを比較した。
「運動すると、スタミナと持久力がつきますよ。(ポジティブ)」
「運動しないと、スタミナと持久力が減りますよ。(ネガティブ)」
結果は、ネガティブなメッセージを受けたほうが、彼らは将来的に運動したくなることがわかった。私たちは脅されるとこのままではいかんと思うようなのだ。
リハビリを促してもなかなか協力を得られない時にはネガティブ・フレームを使うといいといいですね。
ネガティブ・フレームは相手を脅したり恐怖を与えたり、無理矢理にでも動かせたい時に説得効果が高いわけです。
管理人もたまにネガティブ・フレームを使うようにしています。
数値とか入れて極端な例を挙げると、すんなり話を聞いてくれます。
例えば、
1週間何もせずに寝ていると、筋肉が30%も落ちるんですよ!
すると、どうなるのか想像できますか?立ち上がろうとすると足がふらついて転ぶ可能性が高まります。
もし転んで足の骨が骨折してしまったら?そうなると完全に寝たきりになってしまいます。
極端な話ですが、そうしないと相手が動いてくれませんからね。
ぜひネガティブ・フレームを上手に活用して、相手のココロを誘導しましょう!