傾聴と精神感応の大切さとは?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
新規利用者を受け持つようになったら、管理人はいつも「傾聴」と「精神感応」の気持ちを持つように心がけています。
一般に利用者との間にラポールを構築することから始めると思います。
ラポールという言葉って、教科書的には信頼関係などと訳されていますが、個人的には信頼関係よりも「精神感応」という表現のほうがしっくり来ると思います。
精神感応は英語でいうと「テレパシー」、漢字でいうと「以心伝心」です。
ここでは、傾聴と精神感応の大切さとは?についてお伝えします。
傾聴と精神感応の大切さとは?
なぜ信頼関係よりも精神感応のほうがしっくり来るのか?
催眠療法家の石井裕之氏によると、
誰かのことを考えていたら、ちょうどその相手から電話が来たという経験が誰にでもあると思いますが、そのように、”何もしなくてもふと心が通じ合ってしまうこと”を精神感応と言います。
…と述べています。
何となく肌が合うとか、どことなく気が合うというような関係を築くことが重要なんですね。
ですので、私は精神感応としてのラポールを築くことから始めています。
その第一歩として聴き上手になることが大事でしょう。
よく「聞く」と「聴く」の違いは何か?と耳にしたことがあるかと思います。
両者の違いをよく分からない方のために説明しますね。
聞く…自然に耳に入ってくる。けど、相手のことをわかろうとする積極性は乏しい。
聴く…相手の気持ちをわかろうとする、積極的な働きかけがある。
簡単に言うと、相手の目を見ないで話を聞いている人は「聞く」。
相手の目を見て話を聴いている人は「聴く」。
管理人は手話ができるので、相手の手だけでなく顔の表情などボディランゲージを読み取ろうとしているので「聴く」にあたると思います。
医療福祉従事者としては、当然ながら「聴く」という積極的姿勢を持つことが大切です。
利用者の中には、悩みなどの言いたくない人がいらっしゃいます。
でも言いたくないことを胸にしまっておくと、心の健康にとっては良いとは言えず、身体を蝕むことだってあります。
精神感応を意識し積極的傾聴に努めれば、相手側が今の気持ちや悩みをオープンに話してくれ、気持ち的にスッキリさせてあげる、それが作業療法士ならではの強みになるかなと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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