これ、スピーチロックなのでは?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
施設で勤務されている方なら、スピーチロックのことをご存知だと思います。
スピーチロックとは、利用者の行動を抑制し、制限するスタッフの言葉かけを指します。
スタッフが声掛ける、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
『動かないで!』
『立ったらダメ!』
『なんでそんなことをするの!』
…一度は聞いたことはあるかと思います。
実は、こんな声掛けが認知症の利用者のBPSDや不穏状態を引き起こす原因となるのです。
なかでも多いのは、↓の言葉ではないでしょうか?
『ちょっと待ってください!』
これもスピーチロックにあたります。
利用者に呼ばれたら、どう対応を取りますか?
「少々お待ちして頂けますか?」もいいのですが、もっと丁寧な言葉があるはずです。
それだけ、スタッフの言動は利用者の生活環境に多大な影響を及ぼすことがあるというわけですね。
日頃から、不適切な対応になっていないか十分に気を付けることが大切です。
でも、どのような言葉がスピーチロックに該当するのかの判断基準が曖昧で、戸惑ってしまう部分がありますが…。
とにかくスピーチロックになるような言動を避けることはもちろん、安全を確保できるような環境を調整することも大切でしょう。
利用者に強い口調で説得させるような言葉を使わず、納得させるような別の言葉に置換したり、余裕を持ってケアを行えば自然とスピーチロックもなくなってくるかもしれません。
もし利用者の家族が遠くから見ていたら?
もし自分の親が叱責の言葉を掛けられたら?
このようなシチュエーション下にあると常に意識しておけば、気持ちのよいケアができるかもしれません。
利用者を言葉で縛るでのはなく、利用者を思っての言葉を出すようにしたいものです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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