すっぽんって本当にコラーゲンが多い?知られざる効果とは?

なぜ、すっぽんは凄い?

すっぽん鍋が美味しい季節に入りましたね。すっぽんは日本でも古くから滋養強壮をもたらす食品として珍重されてきたせいか、すっぽん料理というと高価なイメージもつきまといます。

すっぽんは良質なタンパク質をはじめ、ビタミンやミネラル、コラーゲンなどが含まれるため、疲労回復やスタミナの増強に役立つと言います。

シャキ!

ここでは、すっぽんならではの効果や成分についてお伝えします。

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すっぽんのコラーゲンは他のとは違う?


特に注目されているのはコラーゲン。女性にとって肌のハリを生み出すのに不可欠な素材ですよね。すっぽんには良質なタンパク質から成るためにコラーゲンを多く含んでいるのです。

ところで、コラーゲンには様々な種類があるのをご存知ですか?豚や馬、鳥のコラーゲンもあれば、魚由来のコラーゲンもあります。プラセンタでもコラーゲンと同様、素材が異なります。コラーゲンはタンパク質の一種ですから動物にはほとんどコラーゲンが存在しています。

そこで気になるのが、すっぽんのコラーゲンと他のコラーゲンとの違い
すっぽんのどの部位が多くのコラーゲンが含まれていると思いますか?それは甲羅の周りのエンペラーと呼ばれる部分です。しかもコラーゲンをサポートしてくれる成分が多いのも特徴です。

すっぽんには、皮膚を整えてくれるビタミンB2が多く含まれています。ニキビや肌荒れなどの肌トラブルに悩んでいる人は、ビタミンB2不足の可能性があります。不足した成分を摂取すると、たちまち肌トラブルが解消することも多いものです。

シミやそばかすに有効なビタミンCも多く含まれており、コラーゲンの生成をサポートしてくれることでも知られています。

最近では、豚のコラーゲンなど安全性が危惧されています。プラセンタでも豚由来よりも馬由来の方が安全性が高いようですよ。でも、その点、すっぽんなら安全性の高いコラーゲンといえるので心して摂取できます!

なぜ、すっぽんは凄いのか?

中国では古来からすっぽんは愛用されてきました。絶世の美女だったといわれる楊貴妃は、健康のためにすっぽんを好んで食べていたといいます。絶世美女と言われるほどですから、健康のために加えて美容効果にも期待していたかもしれませんね。(ホンマに美人かどうかは別として…)

3000年も前から食用として用いられてきたすっぽんですが、近年になって突然登場した健康食材とは異なる歴史を持っています。

海のミルクと呼ばれている牡蠣でも栄養が豊富なのですが、すっぽんは牡蠣をも上回る栄養効果を持っているのです!確かに牡蠣に多く含まれる亜鉛やミネラルは、すっぽんにも大量に含まれています。

ビタミン類や葉酸、パントテン酸など、普段の食事では不足しがちになってしまう栄養素が多いことから、すっぽんを一度食べると翌日には肌や健康状態の変化を実感するという人がたくさんいることも頷けますね。

そもそもすっぽん自体、長寿だと言われています。それは体の中の栄養成分が優れているからこそ、長生きにつながっているのでしょう。

すっぽんには必須アミノ酸が豊富!


すっぽんの成分には、必須アミノ酸から構成された非常に質の高いタンパク質が含まれていることを見逃せません。

このアミノ酸とは、私たちの体にある内臓や血管、筋肉などの元になるタンパク質を構成しているものです。そして食べ物を食べて消化したり呼吸したりできるのは、アミノ酸のおかげなんですね。

私たちの体内にあるタンパク質は全部で約20%ほどですが、タンパク質はアミノ酸によって作られているので、体内の約20%はアミノ酸ということになります。ですが、体内ではアミノ酸を思うように生成できないのがネックです。

アミノ酸には体内で生成できる種類もあるのですが、20数種類のうちの半分ほどは体内で作り出されません。そのため、体外から摂取する必要があるので必須アミノ酸と区別されているのです。10種類近くもある必須アミノ酸は、食品から摂取しようと思うと大変です。

驚くことに、すっぽんには必須アミノ酸のほぼ全種類が含まれていますから、一つでオールマイティな働きをしてくれる便利な食品といえます。スタミナアップや滋養強壮に良いとか美肌に良いと言われるのは、この必須アミノ酸からできたタンパク質が豊富だから!

ビタミンB群や鉄分も含まれ、血液を造る作用があります。血液は体内で酸素や栄養素を運搬するのに欠かせません。栄養不足だと大事な働きが行えませんが、すっぽんを食べたりサプリメントを飲めばしっかり栄養が補えますね。

貧血予防や肝機能障害、胃腸障害の予防に役立つ葉酸や、ストレス解消、デトックス効果、血糖や動脈硬化防止、脂肪肝の防止などに役立つパントテン酸も含まれて、体に悪影響をもたらす物質を防いだり、必要な栄養素から元気な体を作ったりと、様々な効果を発揮してくれるのがすっぽんの成分なのです。

このようにすっぽんの成分には、体内にとって不可欠な成分が含まれているのです。

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すっぽんの各部位に薬効がある?


すっぽんの体のどの部位を食べれば、体に良いと思いますか?頭?胴?手?

実は、すっぽんのどの部位でも効き目が違うようです!甲羅や内臓などにも薬効があるとされ、逆に言えば、すっぽん丸ごと摂取することにより多くの効果が期待されるというのです。

まあ高級食材ですので全部食べるとなると、軽く1万円超えるかもしれませんが…。近年では、ずっぽん全体を丸ごと乾燥し、それを粉末状態にしてカプセルやタブレットなど利用形態に加工しています。身近にすっぽんサプリを摂れるようになったのは嬉しいことですね。

すっぽんの各部位の効用とは?

現在、中国で最も権威のある薬物書「中薬大辞典」には、すっぽんの各部位における薬効が定めて記載されているようです。

・甲羅
解熱、肝臓病、肺結核、生理不順、月経過多、小児貧血、ひきつけ
・頭
脱肛、子宮下水、陰部の出来物、血行不良からくる諸症状
・血
顔面神経麻痺、産後の発熱、神経症
・卵
虚弱体質、小児下痢、慢性下痢
・脂肪
強壮
・肉
血液の浄化作用、貧血、慢性下痢、肺結核による発熱、腰痛、月経過多症、動脈硬化
※参考文献:長瀬元吉著「すっぽんの挑戦」、川村賢司著「世界初!スッポンとハチミツの合体の真実」。

このようにすっぽんは昔から食膳として捉え、実の多くの薬効がありました。

すっぽん丸ごと食べるのが良い?


一物全体」という言葉があるように、それはある食べ物を丸ごと摂取するのが一番良いという漢方の原則があります。すっぽんも同様なことが言えます。体のどの部位でも明らかに薬効があると分かっていますから、丸ごと食べたほうが体の健康のためにも良いのです。

食べ過ぎたら副作用が出現し、体への害を及ぼすのではないかと不安が募るかもしれません。摂取カロリーだけは心配かもしれませんが、過剰摂取による興奮とか鼻血を出すといった副作用の症状はないようです。

多食しても副作用が起きないの?

すっぽんは動物食でありながらも、全体食ではアルカリ性食品となっています。肉の部分は弱酸性だけど、丸ごと摂取すればアルカリ性に傾きますから害になることはありません。ニンニクも強精剤の一つですが、刺激が強いので食べ過ぎると胃が荒れたりイライラしたりといった副作用が出ることもあります。

とはいえ、さすがに1匹丸ごと食べるのはキツイでしょう。そういう方にはすっぽんを粉々にして粉末状態にしたものを摂取したほうがよさそうです。

すっぽんサプリが無難?

すっぽんは高級な食材なので、毎日食べるのは無理があります。高級料亭で高額な料金を払って食べるのが一般的なので、生まれてから一度も食べたことがないという人も多いでしょう。

現在では、すっぽんを手軽に摂取できるようにしたのがサプリ。サプリの多くはカプセルタイプで、濃縮された成分がカプセルの中に詰まっています。どんな人にも飲みやすいという特徴があります。すっぽんが初めてでも苦手な人でもサプリなら手軽に飲めますよね。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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