タバコ吸わなくても受動喫煙で認知症発症リスクが30%上昇?

タバコ吸わなくても受動喫煙で認知症発症リスクが30%上昇?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

かつての私はスモーカーでした。1日6~8本でしたのでベビースモーカーではありませんが…。現在は禁煙して4年経過中、吸いたい気持ちが皆無ですが、代わりにアルコールを飲む回数が増えてしまいました。

認知症の原因の多くは老化現象によるものだと言われていますが、特にアルツハイマー型認知症は加齢が最も大きな危険因子となっています。それに加え、高血圧や糖尿病、喫煙、高コレステロール血症、頭部の打撲などもアルツハイマー型認知症の原因になると分かってきています。

脳血管性認知症は脳出血や脳梗塞が原因で起こることが多いのですが、実は、危険因子としてアルツハイマー病と共通するものが多いようです。

今日は、認知症の危険因子であるタバコが健康予防に及ぼす影響についてお伝えします。
禁煙したくてもできないスモーカーがいましたら、ぜひ一読を!

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タバコは認知症発症のリスクが高い?


喫煙習慣のある人は認知症の発症が2倍に増えると言われています。

驚くのはそれだけではありません。他人の吸うタバコから出る受動喫煙だけでも認知症の発症リスクが30%ほど増えると言われているのです!

受動喫煙
とは自分以外の人が吸うタバコの煙を吸わされてしまうことですが、喫煙者が吸う主流煙よりも多くの有害物質が多く含まれていることが分かっています。受動喫煙により、心筋梗塞や狭心症など様々な病気を発症する危険性が高くなることが知られています!他に肺がんや膀胱がんなどの発がんとも関係が深いので、特に注意が必要です。

タバコに含まれるニコチンの働きで動脈が収縮し血行の流れが悪くなるため、脳に流れる血液量が減少します。脳細胞が慢性的に酸欠状態となり脳萎縮につながっていくことも有り得ます。

タバコを吸う自身の健康はもちろん、周りの人の健康にも悪影響を及ぼすので、認知症の発症リスクを抑えるには禁煙が一番ですね。

 

タバコが健康予防に及ぼす影響


今は禁煙区域や禁煙場所がどんどん増えていますよね?あの時の私は「愛煙者の人権を無視してるやん!」と何度も腹が立ち、どれだけ肩身の狭いことだったか…。

ですが、今は大賛成!笑 理由はやはり健康面。

タバコに含まれる成分

ここでは、タバコが身体にどう影響を及ぼすのかを「健康予防管理専門士 公式テキスト」からまとめてみました。

一酸化炭素
血液が酸素を運ぶのを妨げる。一酸化炭素は酸素と比較して200~300倍も血液中のヘモグロビンと結合する力が強いため、血液の酸素の運搬機能を低下させる

タール
肺機能を阻害し多くの疾患に罹患されやすい。発がん性物質の一つ。

ニコチン
血管収縮し、血液の流れを阻害し心臓の負担がかかりやすい。ニコチンはタバコをやめにくくする

発がん性物質
タール以外にも50を超える発がん性物質が含まれている。

 
ニコチンって腸の運動を促進する役割があるので、タバコのおかげで便意を催してくれました。でも、さすがにニコチン中毒は怖いので禁煙し、なるべく食物繊維の摂取を心がけました。

副流煙


副流煙とは喫煙者が直接吸う煙ではなく、喫煙者が吐いた煙やタバコの先から出る煙のことを言います。

実は、副流煙は主流煙よりも有害物質が多く、そのため副流煙による受動禁煙が問題化しているのです。

副流煙は主流煙に比べると、タール3.4倍、一酸化炭素4.7倍、ニコチン2.8倍
非喫煙女性の肺がんの危険度は男性配偶者の喫煙によって1.24倍高まるとされています。要するに、ヘビースモーカーの夫を持つ妻のがん発生率が高いのです!

小さな子供の前で平気で吸う親がいますが、子供の将来の事を考えて欲しいものです。

タバコと寿命

喫煙者は同年齢の非喫煙者に比べて死亡する危険度が2倍高いが、禁煙後10~15年経過すると非喫煙者とほぼ同じレベルになります。

タバコと心臓病

タバコは動脈硬化を促進するので、虚血性心疾患の要因となります。喫煙者の発生率は非喫煙者の5倍だが、禁煙後5年で虚血性心疾患によって死亡する危険度は2倍にまで低下します。

タバコと脳血管疾患

タバコは脳梗塞などの脳動脈硬化疾患の発症率リスクが高いです。もし禁煙すれば5~9年で非喫煙者と同じレベルにまで低下します。
脳血管疾患で死亡する危険度は、禁煙後5年で半分に下がります。

タバコとがん

がん全体の約30%は喫煙が原因であると推定されています。1日20本以上の喫煙者では非喫煙者に比べて肺がんの死亡率が8倍、胃がん死亡率が1.8倍高いとの報告があります。

 

まとめ

タバコには有害物質が多く含まれ、喫煙習慣のある人は認知症の発症リスクが2倍に増える。自分が吸っていなくても副流煙による受動喫煙が原因で認知症の発症リスクだけでなく心臓病、脳血管疾患、がんといった発症リスクも高まる。

それでも家族や大切な人の前でタバコを吸いますか?
 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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