普段の生活にMCI気付く?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
MCIとは、認知症と診断される前段階を言います。
もう、今となってはMCIという言葉は普及してきましたね。
早期段階にMCIが分かれば、認知症の発症を予防できる可能性があるとされています。
今日は、普段の生活において気付く認知症の徴候について勉強しました。
※浦上克哉先生「MCIのうちに見つければ、認知症は予防できるvol.7」より参照。
今日は、普段の生活に気付く認知症の徴候について勉強しました。
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普段の生活に気付く認知症の徴候
浦上克哉先生(医学博士、日本認知症予防学会理事長)の話によると…、
普段から掃除や洗濯などの家事をしている人は、自分でMCIに気付きやすい。今までにないミスをしたり、中途半端にしかできなくなって「何かがおかしい」と思うことが増えるからです。
と話されています。
家事の手順が忘れる、同時作業を効率的に行えない、明らかに以前より時間がかかっている場合は、要注意!
日常生活で、こんなことはありませんか?
浦上先生は以前と比べて変化したと思われる項目が、もし3つ以上あったら要注意のようです。
普段の生活に気付く認知症の徴候チェック10!
- 電話で頼まれた伝言を忘れることが増えた。
- 何を取りに来たのかを忘れることが増えた。(後で思い出す)
- 生ごみや腐った食品のにおいに気づかなくなった。
- モノを片付けた場所を忘れて探し回ることが増えた。
- 部屋が散らかっていても気にならなくなった。
- 洗濯物をうまくたためなくなった。
- 新しい家電などの使い方をなかなか覚えられなくなった。
- 長く続けいてきた趣味への関心が薄れてきた。
- いつも見ていたドラマを見る気がしなくなった。
- 家族の記念日を忘れることが増えた。
どうでしたか?
浦上先生は、家事ができなくなったからといって、何もしなくなるのはいけません。自分の担ってきた役割をできるだけ続けることが、認知症予防につながると主張されています。
作業療法士なら、対象者にとって重要な役割は何かを評価し、役割をいつまでも持てるようにアプローチしますよね。
生活行為向上マネジメントの重要性が叫ばれるようになったのは、その人のポジションの役割を評価しなかったからにあったのではないかと思います。
その人にとっての存在意義・役割は何かをきちんと評価し支援していくことが私たちOTにとって重要な役目だと思います。
浦上先生の主張する自分の担ってきた役割をできるだけ続けることに、これだけは忘れないように気をつけたいと思います。
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