長期臥床の影響

長期臥床の影響

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

久々の更新ですが、お元気でしょうか?

もう8月の後半に入りますね。
自分へのご褒美として温泉旅行に行きたいのですが、コロナの影響で中止。

いつになったら温泉旅行に行けるのだろうか…。

さて、本題に入ります。
本日勉強したのは長期臥床の影響

簡単に言うと、施設に入所している人が長期にわたって臥床すると、身体的にどんな影響を及ぼすことがあるのか、ということですね。

実は、職場でコロナ陽性者が出てしまい、完全なる感染対策を約3週間行いました。

当然ながら、入居者様は24時間中、個室隔離です。
ずっと居室に閉じこもるわけですから、廃用症候群の進行が懸念されますよね。

シャキ!

今日は、器官別にみる長期臥床の影響についてです。これ、大変勉強になりましたので、ここでシェアし参考になれば幸いです。

 

器官別にみる長期臥床の影響

まず、呼吸器から。

臥床姿勢:横隔膜の運動阻害。
臥床姿勢では腹腔内臓器が頭側へ移動するため、背側横隔膜の上に乗る形となり、横隔膜運動を妨げることがあるそうです。

機能的残気量(FRC)の減少による酸素化不良:FRCが多ければ、肺のガス交換に参加する空気の量が多いため、酸素化に有利。
FRCは、立位から臥床になると半分近く減少。

高炭酸ガス血症(アシドーシス)の進行:20日の安静臥床研究によれば、呼吸数が増加、1回換気量が減少。横隔膜の頭方偏位、肺内血液量の増加による。

ついで、骨格筋

・抗重力筋の収縮不足による筋力低下。
・タイプⅠ線維(遅筋)がタイプⅡ線維(速筋)へと変性。
・タンパク質代謝の低下→寝たきりで代謝が進まず、タンパク質の分解が進む。
・タンパク質の合成より分解が進むことで、筋容量が少なくなる。
・ラットでは、筋重量が14日で6割に減少。人間でも、20日間の寝たきりで膝の屈曲・伸展横断面積が7%減少。

要は長期臥床すると、上記のように各器官に悪影響を及ぼすことがわかっています。

今日はここまでにします。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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