身体拘束の3原則について
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
どの施設でも、身体拘束の原則にそって気をつけていると思います。
一応、確認のためにも身体拘束について調べてみました。
身体拘束の3原則
まず身体拘束の3原則について。
①身体拘束を誘発する原因を探り除去する。
やむを得ず身体拘束を行なう理由を明確にする必要があると思います。
次のような理由があればやむを得ず身体拘束を行います。
・徘徊や興奮状態での周囲への迷惑行為
・ 転倒の恐れのある不安定な歩行や点滴の抜去などの危険な行動
・かきむしりや体をたたき続けるなどの自傷行為
・姿勢が崩れ、体位保持が困難であること
私のコメント→できることなら身体拘束を避けたいものです。ですので、とにかく原因を徹底的に探り、除去するケアを心がける姿勢だけはしっかりと持ちたいと思います。
②5つの基本的ケアを徹底する。
基本的なケアを十分に行い、生活のリズムを整えることが重要である。
・起きる
・食べる
・排せつする
・清潔にする
・活動する(アクティビティ)
これらの5つの基本的事項について、その人に合った十分なケアを徹底することである。
例えば「排せつする」の場合。
ア.自分で排せつできる
イ.声かけ、見守りがあれば排せつできる
ウ.尿意、便意はあるが、部分的に介助が必要
エ.ほとんど自分で排せつできない
といった基本的な状態と、その他の状態のアセスメントを行いつつ、それを基に個人ごとの適切なケアを検討する。
この5つの基本的事項について、入所者ひとりひとりの状態に合わせた適切なケアを行うことが重要である。
一人一人を見守り、接し、触れあう機会を増やし、伝えたくてもうまく伝えられない気持ちやサインを受けとめ、不安や不快、孤独を少しでも緩和していくことが求められる。
③身体拘束廃止をきっかけに「よりよいケア」の実現を。
・このように身体拘束の廃止を実現していく取り組みは、介護保険施設等におけるケア全体の向上や生活環境の改善のきっかけとなりうる。
・「身体拘束廃止」を最終ゴールとせず、身体拘束を廃止していく過程で提起された様々な課題を真摯に受け止め、よりよいケアの実現に取り組んでいく。
・身体拘束禁止規定の対象になっていない行為でも、例えば、「言葉による拘束」など虐待的な行為があってはならない。
私のコメント→スピーチロックって、難しいですね。「ちょっと待って!」と言うスタッフが結構多いと思います。この表現もスピーチロックなんですよね?
ちなみに私の場合は、「ちょっと待って!」ではなく、「1分お待ちください。」とか「20秒したら伺います。」と声かけるように心がけています。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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