病識欠如の症状って?対応法は?

病識欠如の症状って?対応法は?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

病識欠如って、どういう症状が現れるのか想像できますか?

自分の持つ病気に対する認識が乏しいという意味合いですが、具体的にどんな症状が見られるのでしょうか?

一度はそんな症状を持った対象者と会ったことがあることと思います。

シャキ!

ここでは、病識欠如の症状と対応法についてお伝えします。

スポンサーリンク

 

病識欠如の症状

病識欠如の症状には、次の通り。

①脳損傷前の自分と何ら変わらないと思っている。
②治療や訓練を拒否する。
③障害の存在を認めない。
④本人は何でもできると思っているが、周囲はまったくそう思っていない。
⑤問題の原因は常に自分ではなく他人にあると思っている。
⑥不可能なのに、職場復帰しようとしたり無理な運転をしようとしたりする。
⑦人のアドバイスを受け入れない。

うんうん、そのような人、何人かいましたねぇ。
特に⑥の人、説得するのに、というより納得させるのに苦労した経験があります。

あの時は口で説明するよりも、自動車の事故場面など動画を見せながら説明したほうが納得してくださいました。

どうしても納得してもらえないのであれば、リアルな動画や画像など視覚的情報を用意したほうがより説得力が増すと思います。

病識欠如の症状への対応法

病識欠如への対応法には、次の通り。

①無理に障害を認識させようとしない。
②できないことを責めるのではなく、できることを褒める。
③他の高次脳機能障害者と一緒に過ごし、「人のフリ見て我がフリ直せ」という状況を作る。
④もともとのキャラクターは褒めてあげ、高次脳機能障害による病識は共感してあげる。
⑤自分に何ができないかではなく、何ができるのかをまず理解する。
⑥信頼できる第三者を作る。

他の高次脳機能障害を持つ方と触れ合う機会を設け、「人のフリ見て我がフリ直せ」という状況を作ったほうが、より効果的かもしれませんね。
いわゆるピアカウンセリングの場を用意することですね。


最後までお読み下さりありがとうございました。
★ブログランキングに参加中!
にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ