記憶障害と見当識障害の症状にはどんな?対応法は?

記憶障害と見当識障害の症状にはどんな?対応法は?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

記憶障害と見当識障害の症状とはどんなものか?また、それぞれの対応法をどのように取ったらいいのかを説明できますか?

ちょっと確認の意味で再確認してみました。

シャキ!

ここでは、記憶障害と見当識障害の症状と対応法についてお伝えします。

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記憶障害の症状って?対応法は?

人の名前や物品名が出てこないから、記憶障害だと思いがちですが、他にも症状があるんですね。

記憶障害の症状

①人の名前が出てこない!
②物の名前が出てこない!
③人との約束を守れない!
④課題を最後までやり遂げない!
⑤生活がつながらず、物事が習慣化しない!
⑥さっき言ったこと、言われたことを忘れる!
⑦作業中に自分が何をしていたのか忘れる!
⑧新しいことが覚えられない!
⑨何度も同じ失敗を繰り返す!
⑩覚えられないために自信喪失し、誰かがそばにいないと不安!

他にも症状があるのでしょうけど、記憶障害によって引き起こされる症状を想像すれば、理解できると思います。

記憶障害への対応法

①補助手段の活用、例えばカレンダーやメモ帳などを活用する。
②長い情報よりも短い情報を与える。
③作業記憶の限界を意識し、情報や指示などはなるべく7秒以内の短文・単語で与える。
④毎日同じ場所に重要なものは置く。
⑤新しい課題は、口頭だけでなく視覚的にも伝える。
⑥暗記するよりも体験した記憶のほうが保たれやすいを意識する。
⑦頻回に自分のしていることを確認する癖をつける。
⑧新しいことを覚える時は、言葉に出したり書いたりして反復・復習する。
⑨日課通りに行動する癖をつける。
⑩信用できる人に頼る。
⑪その日にあったことを日記に書く。
⑫物を探す時は、いつも同じ順番でもれなく探す練習をする。

見当識障害の症状って?対応法は?


見当識障害の症状はなんとなくイメージできると思います。
日時や場所、季節が分からないという症状ですね。

見当識障害の症状

①今自分がどこにいるのか分からない!
②生活がつながらない!
③ひたすら落ち着かない!
④すぐにどこかに行こうとしてしまう!
⑤今日が何月何日か分からない!
⑥今がいつの季節が分からない!

そんな症状に対し、どう対応をすればいいのでしょうか?
対応法は作業療法士なら得意かもしれませんね。

見当識障害の症状への対応法

①本人自身は本当に見当識がないことを周囲が理解する。
②本人はあくまでも症状て、場所や時間が認識でないということを周囲が理解する。
③カレンダーやスケジュール表を目立つ所に開いておく。
④時計やカレンダー、スケジュール表などを使って、どんどんヒントを与える。
⑤「今日は暑いですね」「ますます寒さが厳しいですね」といった挨拶を欠かさない。
⑥本人の体質や気候の変化などをその都度確認する。
⑦空の色や太陽の位置、木々の色などを意識し、季節感を持つようにする。
⑧生活が切れないように、何でも書き出しておく癖をつける。

時計やカレンダーを見る癖をつける、そして、メモ帳やスケジュール表も見る癖をつけることも大切です。
人に聞くのも対応法の一つでしょう。


最後までお読み下さりありがとうございました。
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