寒い時に高齢者に多い病気と事故とは?高齢者の冬の過ごし方

寒い時に高齢者に多い病気と事故とは?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

本格的に寒くなってきましたね。高齢者に多く見られる病気や事故が多発しやすい時期と言えます。

どんな病気や事故が起こるのかを想像できますか?

シャキ!

ここでは、寒い時に高齢者に多い病気と事故についてお伝えします。

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寒い季節に見られる高齢者の特徴


高齢者は身体機能が低下していますから、寒さは非常にこたえると思います。
次のことに注意して、寒い冬を乗り越えたいものです。

①ちょっとしたことで病気になる。
外見は元気そうに見えても高齢者の身体には予備力がありません。ほんの風邪くらいとか僅かの食欲不振が病気の引き金になります。

②合併症を起こしやすい。
風邪からすぐ肺炎を起こしたりします。おかしいと思ったら早めに医師に診てもらいましょう。

③はっきりした症状がないのに病状が急変する。
風邪をひいても熱もなく、ちょっと元気がない程度ということがありますが、家族が気が付いた時には肺炎を起こしていたということもあります。また心筋梗塞は激しい胸の痛みを感じるものですが、高齢者の場合は軽い動悸や左胸がだるい程度のこともあります。

④脱水を起こしやすい。
脱水はボケを誘発したり、意識障害を起こしたりします。「ぼんやりしている」「目に力がない」「どことなくいつもと違う」という感じがあれば、脱水を疑います。

以上、いくつかご紹介しましたが、特に赤い色で強調している部分はリハビリをする上で特に見逃さないように注意したいものです。

若い人は違い、ちょっとした風邪が重病の引き金になることもありますからね。

冬に多い病気と事故とは?


以下、高齢者の多く見られる病気と事故を挙げてみました。

①高血圧発作
血圧を定期的に測り、食事は減塩と栄養バランスに気を付ける。

②狭心症・心筋梗塞
普通は胸の痛みですが、高齢者は左の胸、手、時には背中の痛みなどがある。

③脳卒中
ほとんどの場合、高血圧が原因で、手、足の麻痺などが現れる。

④肺気腫・気管支ぜんそく
いずれも呼吸が苦しくなるので医師の診断を受ける。

⑤膀胱炎
特にご婦人は冷えると細菌に感染しやすいので注意が必要。

⑥骨折
わずかの衝撃で骨が折れる。

⑦お餅などの誤嚥

<餅などがのどに詰まった時の応急手当>
救急車が来るまでに、横に向かせて口を開け、片手で舌を押さえ、もう一方の指をのどの奥に入れて吐かせる。または、うつ伏せにして首を低くし背中を軽く叩く。
※正月といえば、お餅。テレビニュースでも、何かと話題になりますよね?高齢者が餅が原因で救急車に運ばれるというニュースが毎年よく耳にします。
お餅を食べる時の注意点がこんなことが書かれてありました。

①食べやすい大きさで、大きすぎず、小さすぎず。
②食べる前や食事の合間には、お茶などの水分をしっかりとって、のどの通りを良くしてから食べる。
③ゆっくりよく噛んで食べるようにする。

脳卒中の前兆をチェックするには?

冬の急激な温度差によって引き起こされるヒートショックは高齢者において多く見られやすいことはご存知のことと思います。血圧の急上昇によって失神や脳出血や脳梗塞、心筋梗塞が引き起こされる場合があるので、十分に気をつけたいものです。

一般の人が脳卒中の前兆を確認するのに、FASTチェックという方法を!

・Face:顔 「いー」と発声してもらい、顔の片方がゆがんでいたら異常

・Aarm:腕 閉眼してもらい、手のひらを上にして両手を挙げる。片方の手が下がってきたら異常

・Speech:言葉 自分の名前や日にちなど何でもいいので発言してもらう。呂律が回らない!文章を正しく復唱できなかったりしたら異常

・Time:時間 F・A・Sの中から1つでも疑いがあれば、脳卒中が起こる可能性が72%!そのため少しでも疑いがあったら、救急車を呼ぶか、即病院へ!発症から治療までの4時間以内が勝負ですからね。

FASTはご家族や周囲の人が脳卒中の前兆に気づくのに簡易でありながらもチェックしやすい方法でしょう。

最後までお読み下さりありがとうございました。
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