高齢者の栄養上の配慮
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
今日は、認知症ケア指導管理士(上級)の公式テキストを読み直しています。
※「シリーズⅡ多角的ケア論」を参照。
ここでは、高齢者の栄養上の配慮について復習しました。
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PEM
PEMというキーワードを目にしたことがあるかと思います。
PEM:タンパク質・エネルギー低栄養状態のことを言う。
実は、PEMは転倒のリスクファクターとなるので、いち早く発見することが重要です。
転倒リスクだけでなく、次のように様々なリスクが潜んでいます。
①QOLの低下
②合併症のリスク大
③入院期間の長期化
④再入院率の上昇
⑤死亡率の上昇
高齢者の栄養上の配慮
PEMのリスクが高い人は、栄養アセスメントを行い、その結果をもとにした栄養介入を実施する。
ここでは、栄養上の配慮についてまとめてみました。
①たんぱく質の十分な摂取
テレビでも度々取り挙げられているのですが、筋肉量を維持するためにも、どんどんたんぱく質を摂ることを推奨されています。
肉食系の高齢者は足腰がしっかりしていませんか?
※動物性たんぱく質に関する記事は↓
高次生活機能の障害予防になる食事は? みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56) 最近、たんぱく質の摂取を意識していますか? 突然ですが、栄養改善に関する問題を出しますね。 スポンサーリンク &nb …
②十分なエネルギーの確保
20~30kacl/kgを確保。
但し、動物性脂肪(飽和脂肪酸)の過剰摂取に注意!
③十分な食物繊維の摂取
便秘予防、脂質異常症等の予防のためにも、1日15~20gは摂る。
④十分なビタミンとミネラルの補給
抗酸化ビタミンであるA、カロチン、C、Eと、動脈硬化の予防に効果があるとされているK、Mg、Ca、Znなどのミネラルを摂る!
・カルシウム:1日800mg以上
・鉄:10mg/日
・食塩:高血圧や脳血管性障害の予防なら10g/日未満。罹患している場合、6g/日未満。
・カリウム:3,500mg/日以上
・リン:カルシウムの吸収を阻害するため、リン酸塩を多く含む加工食品は控え、700mg/日以下とする。
・マグネシウム:男性→300~280mg/日、女性→260~240mg/日
※ビタミンACEに関する記事は↓
老化の原因は活性酸素。若さをキープするには、グリーンスムージーが得意とする抗酸化物質を積極的に摂ることです。当ページでは、抗酸化物質について説明しています。
⑤しっかりとした主食の摂取
エネルギー比で50%以上は確保したい。
⑥適度な油の利用
脂溶性ビタミンの吸収促進と必須脂肪酸の適度な摂取のため、1日1食程度は植物油を利用した料理とする。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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