維持期のリハゴール設定
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
維持期にある高齢者のリハ計画書の目標に、「廃用症候群の予防」とか「関節拘縮進行防止」「転倒予防」といった漠然で抽象的なゴールの設定は不適切です。
ありきたりなゴール設定ですよね。
そういう経験はありませんか?
ここでは、維持期のリハゴール設定についてお伝えします。
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維持期のリハゴール設定
維持期にある高齢者のリハ計画書の目標に「廃用症候群の予防」「関節拘縮進行防止」「転倒予防」という抽象的なゴール設定はあまり適切とはいえません。
なぜなら、これらはすべて方針(~どうしていくか)であって、ゴール(結果的にどうなっていくのか)ではないからです。
老健のような維持期にいる高齢者は、急性期・回復期に比べて心身機能の改善やADL、基本動作能力向上といった目に見える大きな変化はあまり見られないと思います。
そのため具体的なゴールを設定するのは難しいと感じるかもしれません。
維持期におけるリハは何をやるのかというと、文献でも挙げられるように、
高齢者の体力や機能の維持もしくは改善、生活環境の整備、社会参加の促進、介護負担の軽減
というように自立生活を支援することがリハの役割です。
ということは…、
生活環境やICFでいう活動や社会参加、介護負担など生活全般にも目を向けてゴール設定を考えたほうがいいんですね。
ありきたりなゴールを設定してしまうのは、どうしても心身機能や動作能力ばかりに着目するからなのです。
利用者自身がどのような生活を送るのか、生活予測を具体化させて長期・短期ゴールの達成に必要なリハビリのプランを計画・調整していけたらいいですね。
ホント、ゴール設定って難しい…。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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