人をどのように捉える?全人的に捉えることの大切さ

人をどのように捉えるか?

みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)

このテーマは、セラピストである以上、永遠のテーマだと思います。

学生の頃、先生に「相手の立場に立って深く考え、その人のすべてを見るように」と指導されたことがありました。

当時の私は「その人のすべてを知るなんて、無理なのでは?」とそう思いました。

でも、現場に出て少しずつ『全人的に捉える』ことの大切さが分かってきたような気がします。

シャキ!

ここでは、全人的に捉えることの大切さについてお伝えします。

スポンサーリンク

 

人をどのように捉える?

人を一人の人間として尊厳を持って接することは当然。
むしろ大切なことは、一人の人間として接する前に、まず「その人をどのように認識しているか?」を考えることではないでしょうか?

例えば、目の前にいるのは、男か?女か?お年寄りか?若者か?
これは容易に見た目で判別がつくでしょう。

言葉による説明はなくとも無意識に認識しているから、判別できると思います。

私たちは何かを見るときに意識・無意識に関わらず、すでに何かの枠組みを通して、あるいはレファレンス(参照)しつつ認識しているはずです。

もしレファレンスとなるものが全くないとなると、男か女かの性別を判断するのが難しい。

対象者を全人的に捉えたすべての情報を分析・判断・吟味することがアセスメントの本質ですが、このプロセスにおいて認識するにあたってのレファレンスをどれだけ持っているのか?が重要な気がします。

教科書に書いてあるような評価方法で対象者の全人的を捉えるよりは、レファレンスの豊富さに依存して認識した方が、アセスメントをどれだけ意味付けができるかもしれません。

レファレンスを豊かにするには、経験を意図的に積むこと。
経験値を高めていくことで瞬時に認識でき、人を全人的に捉えられるのではないでしょうか?

単純に男か女か?の性別を判断するのではなく、ニューハーフ?男装?女装?これらもレファレンスの一つとして認識できるようになるかもしれませんね。

人をすべて捉えるには、まずレファレンスに基づいて認識した上で情報を収集するとよりスムーズになるでしょう。

芸能界で活躍している女装家やタレントを見て、改めてレファレンスの重要さを実感しました。


最後までお読み下さりありがとうございました。
★ブログランキングに参加中!
にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ