高齢者虐待と思われる行為とは?
みなさん、こんばんは。崖っぷちのOT林です(@tyahan56)
年内に老健を退職することになりました。
本格的に転職活動したいけど、とりあえず認知症ライフパートナー1級を終えてから始めようかなと思います。
以前、ある利用者Aさんのリハビリを始めようとしたら、左手にシーネがあるのを発見しました。
これはどうしたのかな?と経緯を調べるために記録を読んだり、スタッフに聴取したりしました。
左手第2指基節骨折でした。
ですが、なぜそうなってしまったのか?原因は誰も分からないようでした。
ふと、高齢者虐待に当たるのでは?と脳裏の浮かんできました。
ここでは、高齢者虐待と思われる行為についてお伝えします。
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高齢者虐待と思われる行為とは?
左手第2指基節骨折に至ってしまった原因は不明だったわけですが、原因をもっと突き止めてもらいたかったですね…。
Aさんは全介助レベルなので、恐らくトランスの際に怪我をさせたのかもしれません。
この件とは別問題だけど、ふと高齢者虐待のことを頭に浮かんで高齢者虐待と思われる行為を調べてみました。
その行為とは、次の通り。
・介護、世話の放棄・放任
・心理的虐待
・性的虐待
・経済的虐待
・「緊急をやむを得ない」場合以外の身体拘束
・その他、不明
高齢者虐待の発見のための兆候
これはもしかしたら虐待の一種では?と思われる兆候を次の通りに挙げてみました。
①説明のつかない転倒、傷を繰り返している。
②あざやミミズ腫れなどが絶えない。
③部屋に閉じ込められていたりベッドや椅子に固定されている。
④極端に人目を避けたり、人に会うことに恐怖心を持っている。
⑤性器や肛門からの出血がある。
⑥介護者や家族に対してひどく怯えたり、不安を示す。
⑦介護者や家族がそばにいると黙ったり、逆に怒りの表情を示す。
⑧汚れたままのおむつをしていたり、ひどい褥瘡が放置されている。
⑨空腹感が常にあり、脱水や体重減少が著しい。
⑩説明もなく貯金や年金が引き出されたり、口座が解約されている。
⑪必要な生活費が渡されず、経済的に困っている。
⑫いつも朦朧としていたり、ヨダレが多い状態がある。
⑬血圧低下やふらつきがあり、転倒や事故が多い
⑭その他
このように高齢者虐待と思われる行為があるんですね。
私たちの施設には、このような行為にならないように万全の体制を整えてケアを行っているので大丈夫かと思いますが、世間では未だに高齢者虐待が続いていますね。
①、②、⑧、⑫、⑬は特に気をつけたい行為ではないでしょうか?
身体拘束と同様、高齢者を虐待するような行為になっていないか、常に意識しながら個別性ケアを行っていきたいものですね。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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